今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

イレブン・ミニッツ


17:00〜17:11までの登場人物たちの姿を追った映画。


17:11にある街のある場所に向かう何の接点も無い何人かにスポットを当てる。


そして、それぞれのたった11分間の出来事がそれぞれを視点にあっち行ったり、こっち行ったりしながら次々と描かれていく。


同じ町での11分だから、それぞれの視点で描かれる時も共通の「音」や「画」が登場する。同じ場面を違う視点で見直すシーンもある。


共通項の1つ、ガラス張りのビルのすぐ裏側やビル群の中をジェット機が飛ぶシーンなんて、テレビで何度も繰り返された9.11のあの時を連想してしまう。それは私だけか?


何かが起こりそうな怪しい雰囲気と音楽。思わせぶりなんだけど、なんだか心穏やかにはいられない。


何か起こりそうな怪しい雰囲気の中で登場人物たちが一様に壊れていく。その様子が長々繰り返される。しかし、それらは最終的にラストで判明する驚く事態に全くもって関係しない。一部引き金になる動きもあるのだが…そうした流れにまんまと騙されてしまった(¯―¯💧)


それぞれが壊れていくにはそれなりの理由はあるのだが、そこは特に深い説明も無く、でも、この壊れ方が破滅への階段に繋がっていくんだろうなっていう予感を抱いてしまう。


その1つが爆発したのがきっかけで、とんでもないラストになる。あくまで、きっかけだというのが驚きだ。それまで、全くバラバラだったものが一挙に絡め取られていく。


それまでのシーンで何気なく見逃していたものがちゃんと伏線になってる。


「え〜〜〜ッ」って、のけ反ってしまうほど|||||(´ω`;)|||||


とんでもないラストを迎えたことに驚いたところで、映画は終わりを告げる。


説明も、その後も、なんにも無い。ある意味、その潔い結末に文句も出ない。


久しぶりに唖然とするラスト。これは是非観てほしい。絶対に、絶対に事前学習せずに(*`・ω・´)b