今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

グランド・イリュージョン 見破られたトリック


華麗なマジックで観る者を驚かせた前作。続きがありそうなラストから1年後のお話。


FBIに席を置く刑事が「ホースメン」をサポートし、悪徳業者の汚い金を奪い取ったことから、更なる復讐対決が始まった。


続きって言えば続きなので、前作を観ておくとさらに楽しめたのかも…


でも、まぁなんとかついて行けました。


相も変わらず、テンポ良く進むお話。怪しげな人もいっぱい登場する。映画の中では、既にイリュージョニストのホースメンはみんなが良く知る存在なので、その辺の説明が無い分、イリュージョン・シーンが少なくて、ちょっと寂しい。


彼らを復讐の相手として、罠にかける敵はマジックにはタネがあり、科学に対して勝ち目は無いと豪語し、ホースメンに「科学」で対抗する。


それに対抗するホースメンは、人をだまくらかすマジシャンなのに、仲間を信じ、団結して敵の悪の部分を曝すのだ。


敵をそっくり、だまくらかすラストのマジックは、大勢の人々の目の前で展開され、彼らの正義が証明される。


そして、ホースメンの頭脳であるFBI刑事の辛い過去が一気に晴れる。


マーク・ラファロは、ハートの熱い役がホントに似合うなぁ。彼が出てるから、観てるようなもんで(;^_^A


大がかりなマジックのシーンは楽しいが、今回は彼らの仲間意識に重点を置いてるので、「オーシャンズ」的なお話になってたな。


サラッと楽しむ映画と言えるかな。いろいろ考えず、マジックの世界を楽しむ映画。でも、そのマジックにも人それぞれの思いがあるってところに重点が置かれた本作。


マジックも映画ならではの映像トリックではなくて、ちゃんとタネ明かしをしてくれるので、ある意味ホントのマジック・ショーを観てるような感じ。


今回のラストもホースメンの「物語」に更に続きがありそうな締め方だったけど、さて、どうだろう。