今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

僕のワンダフル・ジャーニー


試写にて。久々のよみうりホール。やっぱり、ここは寒い!冷房効きすぎ。ホール・スタッフのおばさん、いろいろチェック厳しくて、怖すぎ(汗)。


昔、昔「輪廻転生」という言葉を教えてくれたのは映画だった。人は死んだ後、生まれ変わり、他の人生を生きる。それを繰り返し、前世の因果を生きると。


こちらは犬が同じ道を往く。前作は主人公のイーサン(大人になった時はデニス・クエイドが演じてる)が飼ってた犬ベイリーの「犬生」の転生。


そこから続く本作は、年老いたイーサンの孫娘CJが主人公。イーサンの息子は自分の娘の誕生前に死んでしまう。突然の死にまだ年若い嫁は動転し、義理の両親、イーサン夫妻の元に身を寄せる。


しかし、とてもまともな母親ではなく、自分の不幸にばかり目が行き、自分の味方は誰もいないと他を寄せ付けない。CJのことでイーサン夫妻が意見しようものなら、感情的になってしまい、とても話が通じない。


そんな状態だから、人の真心も感じ取れず、CJを連れて飛び出してしまう。だいたい、サポートしてくれるイーサン夫妻が側に居たって、まともな母親業が出来てなかったのに、まだ小さな娘と2人、彼女にどうにか出来るワケはない。


それでも、CJを生かしてくれただけでもまだ良かった。なんて悲しい低レベル(涙)。


そんなCJの紆余曲折の人生を側で見守り続けたのはモリーという犬。この犬こそ、イーサン夫妻の元で息絶えたベイリーだ!ベイリーはCJを守ってくれというイーサンとの約束を守ったのだ。


時にはCJに会えないまま「犬生」を終える犬もいたが、生まれ変わって、少しずつCJの人生に近づいていく。


昔、モリーと出会った時、近所の優等生トレントも同じように子犬を引き取った。それ以来、彼は何くれとなくCJを励ましてくれた。


厳しいアジア系の両親の元で育ち、仕事で成功したトレント。歌を歌うことを夢見ながら、何一つ形になっていないCJ。ニューヨークで偶然の出会いを果たす。2人とも強い絆はあったが、互いに恋人がいて、違う世界で生きていた。


そんな2人が、トレントの病気をきっかけに友人として互いを支えて苦境を切り抜け、疎遠だった母親から渡された父親の手紙を持って、祖父母のイーサン夫妻の元を訪れる。


なんて遠回りをしたのか、CJ。自分を無条件に愛してくれる祖父母と再会を果たし、1番近くにいた心から愛する人の存在に気づく。


ずっと気にかけていたCJの幸せを自分の目で確かめ、イーサンは旅立った。そして、イーサンからの言いつけをしっかり果たしたベイリーにも寿命が訪れる。


遠回りをした分、愛する人達の本当の大切さを身を以て知ったCJ。トレントと末永く幸せに!


良い映画だった。隣の席のおばさんが途中から顔を覆って大泣きし始めたのには驚いたが(笑)。


トレント役の青年がどこかで見た事あるなぁと思ったら、SUPER JUNIOR Mのヘンリーだった。元々、韓国の人ではなく、音楽の天才で、語学もいくつも喋れる人。こうして、ハリウッド・デビューを果たすほど俳優としても力をつけていたのね。最近はSUPER JUNIOR関連もさっぱり興味が無くなってしまって、情報難民なんだけど、SUPER JUNIOR Mはその後、どうなったのか。。。韓国人でないメンバーに対して、ファンからのバッシングが酷いと聞いていたが…最近の日韓の状況を見ると、何が根拠か分からないけど、かの国は妙に選民意識の強い、そういうお国柄なんだろうなと思う。


とても素敵な青年になったヘンリーに拍手!