お天気が悪かったり、なんだか忙しかったりで、やっと読み終わった。。。
もう何年も前に雪の多い地方に住んだことがあるので、多少の雪については想像ができるけど…
私が経験したのは普通の地吹雪だから…
さて、本日読了の本は。。。
『暴雪圏』佐々木譲(新潮社)
では、感想です(^-^)v
佐々木譲氏の作品はずっしり感があるよねぇ〜。。。
量的には最近の小説としては普通なんだろうけど。
想像を絶する大荒れ猛吹雪の志茂別が舞台。だいたい、北海道の地理が不案内の私には全く右も左も分からんチン!!
まぁ、とにかくひどい天気の日に様々アクションを起こした人達が吹雪の中を立ち往生して、救いを求めるように1軒のペンションにやってくる。
その中には、強盗殺人犯もいる!!
だからって、劇的に犯人を捕まえる訳でもなく、猛吹雪の中、警察が駆けつけてくる訳でも無い。。。(((^^;)
佐々木ワールド!!
佐々木氏の作品は「警官の血」しか読んでないけど、でも十分に分かる佐々木ワールド!!
説明が少ない…表現があやふや…
う〜ん(--;)
どれも言い得てないっ(>_<)
余計な説明をしない。雪の中に転落した車にいたもう1人の強盗殺人犯…猛吹雪の中で怪我をして夜を開かすことになるけど、その結果については描写しない!!
読んでる人間が想像できる範囲のことは文字にしない…そう、この言葉が一番しっくりくるかも…(*^^*)
最近の小説は説明が多すぎなんだよね!!
だから、本が分厚くなってしまうんだ。
「警官の血」同様に映像にしたら、観る人の想像に任せる訳にはいかないから、しっかりと辻褄を合わせながら、表現されていくんだろうなぁ〜。
時間にしたら、事件の始まりから犯人の確保まで24時間かかってないよ。
途中、回想や警察内部の動きを差し挟みながら、ジャック・バウアーの「24」みたいにドラマ化したら、面白そう(^-^)v
映画にするには、登場人物の背景が諸々あって、無理そうだし…
北海道の東部の田舎町に単身赴任でやってきた駐在さん…自分の管轄で起きた死体遺棄と強盗殺人…使命感はあれど、人間の動きを拒む自然の猛威の前で足止めを喰う。
読みながら、何度も駐在さんの応援をしたくなる作品。。。!?
「川久保さんっ」
大丈夫、行かなくて?
ダメだ、行ったら!!
「川久保さんっ」
って感じで、読んでました(^-^;
「24」観てる時も確かそんな感じだよね?
「ジャック〜」って。
そう考えるとずいぶんハマって読んでたってことだねぇ。。。