先日発表された劇団☆新感線の夏の公演「髑髏城の七人」
劇団の真髄といえる作品だそうで、今回は初演時の台本からおこしたと思われる小説版「髑髏城の七人」
ちなみに、小栗旬君は今回「捨之介」役での出演が決定している…
では、感想を!!
時は…
天下に手が届かんとする織田信長が本能寺で倒れて、8年…
未だ、天下定まらず…
信長の継承者気取りの秀吉がいよいよ関東へ手を伸ばし始めた頃。
生きていた頃の信長は「天」
さらに「天」を支える 「地・人」の2人の影武者がいた…
本能寺の変で、2人の影武者と側近の森蘭丸の人生は大きく変わっていく…
蘭丸は生きる目的を失い、「地」の影武者は地に潜み、「人」の影武者は「天」たる信長に成り代わって、世に打って出る!!
三者三様の人生が交錯したまさにその時、「髑髏城」を舞台にそれぞれの人生にケリをつける。
それぞれのバックボーンを引っ提げて、次々と登場する人物が、まぁややこしい…
いろんな因縁があったり、いろんな思いがあったり…
タイトルにある「七人」が誰を指すのか…
みんなが最初から同じ目的をもって進む七人ではなく、行き掛かり上、そこにいる七人になっている…
中でも風来坊風情の「捨之介」は最後まで本名を明かさず、彼の持つ義侠心からみなの人生に踏み込んでいく…
少女漫画に出てくるヒーローごとき存在感!!
でも、超ヒーローじゃなくて…
これを小栗旬が演じるのはまずいだろ〜(^-^;
カッコ良すぎだろ、この役!!
こういう役は古田新太氏こそ、相応しいではないか!!
小説版は最後、甘々のラストで終わるけど、舞台はどうなるんだろ〜!!
お話は途中途中、「裏切り」や「変心」が相次ぎ、ややこしいことこの上無いが、最終的には完璧な「勧善懲悪」時代劇だ!!
おそらく、人の動きがつくことで、お話がよりクリアになるのだろう。