待ちに待った映画の公開!!
GW中とは言え、一応平日なので、日比谷シャンテ前にはスーツ姿のビジネスマンが行き交っておりました!!
ちょっと申し訳ないなぁ〜とか思いながら、劇場へ…
先週末に公開された阿部寛の「テルマエロマエ」が同劇場で、かなり好調らしく、窓口に並んだ人のほとんどがそちらに流れ、先週までは満席状態だったらしい「裏切りのサーカス」に少し余裕が…
静かなオープニングから始まる作品。
「サーカス」のリーダーから直接指示を受けたエージェントがブダペストで銃撃された一件から、エージェント達のそれぞれの思惑が動き出す…
いよいよ…なんだけど、ハラハラするわけでもなく、ドキドキするわけでもなく、静かに静かに自体は進行していく…
国家機密を扱う部署で、命の危険を背中に感じながら、長く息を殺して生きていくのは、人間にとって、どれほど過酷なことだろう。
後戻りのきかない日常の中で、安らぎを求めた先に何があるのか…
ある者は好きになってはいけない女に惚れ、ある者は敵対する側へ寝返る…
許されない道を進みながら、自分の精神の均衡を保っているエージェント。
「誰がソ連に寝返ったのか…」
殺されたリーダーが生前に託した調査を始めるスマイリー…
ブダペストの事件の責任を取り、職を逐われたスマイリーは、淡々と調査にあたる。
調査をする段階で、彼と繋がっていく若い2人のエージェント。
1人は実働部隊の責任者である男…ベネディクト・カンバーバッチ。
1人は実際の現場で動く男…トム・ハーディ。
作品の内容からベテラン勢の多い役者陣にあって、2人は全く違う立ち位置から作品に登場する。
この2人が印象的だ。
これからの映画界を担っていきそうな…そんな感じを抱く2人の役者。
すでに2人にはそれなりのキャリアはあるんだけど、この映画を観ると余計にその感じが強くなっていく。
こんな形の共演を観られて良かった!!
ただ…
ゲーリー・オールドマンがちょっとおじいちゃん入っちゃってるかなぁ〜(((^^;)
重いテーマを過去と現在を行きつ戻りつしながら、描き出し、かなり集中して観てないと、途中で混乱してくること間違いなし!!
でも、観終わって、「映画、観たぞ」感がいっぱいの映画だ!!