そんなに久方ぶりというワケではないのだけど、なんだか久しぶりに劇場に足を運んだ気分(^_^;)
珍しく入場待ちの列の1番前に並んでしまう(^_^;
お話は大リーグのスカウトのお父さんのお話…
名スカウトととして、名を馳せたお父さんも寄る年波には勝てず、またスカウトをする上で大切な「目」に問題が発生する。
自分の目や耳で、選手の可能性を見極めてきた彼にとって、そうした年齢による衰えを認めたくはない。
しかし、今や、スカウトの現場では実際に選手を見ることなく、実績やデータだけで、その選手を判断し、獲得に動く流れが横行している。
実際に選手を見ることを優先する彼は、選手の試合を追って、全国を飛び回る。早くに亡くした妻との間にはまだち小さな娘がいた。
最初は娘を連れて、旅をしていた彼だが、ある事件をきっかけに娘を親戚に預け、1人で旅を続け始めた。
それは父親として、娘の為を思っての決断だったが、まだ小さかった娘には父親の気持ちなど理解できず、ただ捨てられたのだと思い続けていた。
そうしたすれ違ったままだった2人が、20年以上の歳月を経て、再び共に旅をする事になり、お互いを思いやる気持ちに気づき、新しい道へと踏み出すことを決意する…
家族の再生…
大事件が起こるわけでもなく、ストーリー的にはありがちなのかもせれないけど、クリント・イーストウッドが、老いていく父親の姿を見事に演じていて、自分の父親を思い浮かべるほどだった。
静かな暖かい映画…
娘の名スカウトぶりには、ちょっと、笑えた(^_^;)