今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

ドラマ「凍てつく楽園」


近年良作が多いと言われ、注目を集めている(完全な受け売り‼)北欧サスペンス‼


WOWOWで吹替版を一挙放送したので、録画して一挙に見ました。


第1season「死者は静かな海辺に(全3話)」と第2season「ヨットに響く銃声(全3話)」


どちらもお話の舞台になるのは同じ街。いわゆる田舎の隣近所みんな知り合いみたいな閉鎖的な街で起こる事件。港町というのが1つのミソではある。ボートに乗ってくる警察官なんて、面白い。


事件解決のために、街(これは都会)から捜査担当者がやってくる。


彼は、浜辺に打ち上げられた死体の第一発見者の女性とは昔からの友人だった。


主人公の刑事と発見者の女性の繋がりも絡めながら、事件の顛末が語られていく。


なんの不自由も無く、幸せの真っ只中だと思われた発見者の女性。


ところが、彼女は今の生活に満足出来ていない。そして、事件に絡む目撃をして、彼女は警察の手伝いをする。


捜査官は2年前に突然死で生後2ヶ月の娘を亡くしていた。彼には妻の影もない。子供を亡くしたことをきっかけに別れたのだろう。


かつて、若い頃、互いに思いあっていた2人にはこの状況は…


でも、そこは大人。事件解決に向けて、互いの協力関係だけを維持していく。


そして、最終的に犯人は彼女の身近におり、間一髪のところで彼が助け出すのだ。


夫は2人に要らぬ嫉妬をし、誤解から2人を罵倒するが、そのことがかえって彼女に大きな決意をさせる。


そして、第2seasonへ。


やはり、同じ街で今度はもっと彼女に身近なところで銃殺事件が起こる。


彼女との出会いがきっかけで、事件現場のすぐ隣の島にあった娘を亡くしたサマーハウスを手放すことをやめ、そこに住居を移した捜査官は、当然ながら再びあの街に戻り、事件を担当する。


ヨットレースの最中に沖に浮かぶヨット上で銃殺された被害者。


日本には有り得ないけど、街に暮らす人々は女性でさえも猟銃を持ち、はるか彼方の獲物を撃ち取る技術を持っている。


容疑者がたくさんいるわけだ‼


そして、また、彼女の手助けを得ながら、捜査官は着々と犯人を追い詰めていく。


事件の真相解明と並行して、彼女の家庭の破綻にも話は繋がっていく。


自分は街で浮気しながらも妻には友人である捜査官と会うことも許さない夫。


第1seasonで器の小さい男だなぁと思ったけど、さらに小さいことが判明して気持ちが萎える。


そして、幸せに暮らしていると思っていた父親から「愛の無い生活は苦しい。互いに幸せにならなければいけない。だから、離婚してやれ」と諭される夫。


やっぱり、お父さんはあの出しゃばり息子溺愛ババアとの生活に疲れきっていたのね。


息子が正しいと全てにおいて、公言する溺愛ぶりで、これに耐えてるお父さんの偉大さに気づかなかった息子がアホすぎる。


一応、サスペンスだから、あまり話に触れると思いっきりネタバレになっちゃうので、この辺で。


なにしろ、全3話ずつだから、あっという間なのだ。


この後、2人はどうなるのかなぁと思わせて終了。


捜査官のサマーハウスの前で隣人に彼女を「ただの友達」と紹介する場面、今後の展開を期待しちゃうけど、事件が起きないとね。しかも、あの街で。


ほとんどが知り合いのあの港町で、生まれ育った彼女。どんな展開に持っていくのか、興味は尽きない。


でも、そんな田舎の港町で殺人事件が頻発するハズもないし…


事件も解決し、今後に期待を持たせながら、終わるっていうとても良いエンディング。


確かに面白いわ、「北欧サスペンス」‼