今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

容疑者X 天才数学者のアリバイ


久しぶりのシネマート六本木!!


公開を楽しみにしてた韓国映画「容疑者X 天才数学者のアリバイ」を観てきました(^_^)v


東野圭吾原作「白夜行」、宮部みゆき原作「火車」の完成度の高さにぶちのめされてるので、今回も韓国映画の方が絶対出来が良いだろうと…


そして、確かに圧倒的にこっちの方が満足度高いです(^_-)


原作者の東野圭吾氏が、事件の容疑者と刑事の板挟みになって苦悩する物理学者が描かれてなかったのは残念とのコメントを出されてますが、コレはずいぶん的ハズレな発言じゃない?


この韓国映画は「X」に焦点を当ててるし、なにしろ、前段階の「ガリレオ」の紹介ドラマが無いわけだから、これだけの物語にガリレオまで登場してたら、人物描写だけで映画終わっちゃうよ(>.<)


東野圭吾氏原作の「容疑者Xの献身」は、この映画のあくまでも原案だと。


この映画は、監督が女性だというのも大きいと思う。「X」に守られる隣の部屋の女の微妙な心の動きとか、やっぱり女性監督ならではの描き方じゃないかな…


イ・ヨウォン女史は、ホントに上手いなぁ…


とにかく、今回の主要登場人物たちを演じた俳優がみな上手い。


そして、主人公が住むアパートが雰囲気があって、事件の舞台になるのにぴったりだ…ホームレスの住むトンネル、十字路の角にある弁当屋…どれも、お話にぴったり(^^*)


こういうのが、お話に説得力を持たせるのだ。


韓国映画はロケ地の選定が上手いのね…


そして、この映画はさらにお楽しみが!?


映画館でのアリバイ作りのために警察に見せたチラシがユ・アイン君の「ワンドゥギ」!!
なんか、嬉しかった(^-^;)


映画全編を落ち着いたトーンで撮影し、暗めの映像が多用され、それが登場人物たちの姿 を暗示してるみたい。


とにかく、お勧めでござるよ(^_^)v