試写会にて鑑賞…
副題の「ギマランイス歴史地区」が最初に日本で紹介された時の原題のようです。
ポルトガルの歴史上重要な建造物などが残る古都ギマランイスをモチーフに4つの短編からなるオムニバス映画。
「バーテンダー」「スイート・エクソシスト」とあと2つ(^-^;)
1つめは、おそらくギマランイスの街の一角で寂れたバーを営むバーテンダーのお話。
2つめは、ギマランイスには全く関係ないような森に住む(!?)おじいちゃんがなぜか病院にやってきて、しかもエレベーターに乗り込む。
エレベーターの中には全身土気色…いや、あれは銅像をイメージしてるのかな…
銅像色(!?)の兵隊さんが、様々な人の霊の語り部となっておじいちゃんとワケの分からない会話を繰り広げる(・_・;)
3つめは、ある時代、おそらくギマランイスの経済におおいに貢献した工場のお話。
工場は、街の多くの人の生活の基盤になっていたのだが、時代に翻弄され、閉鎖の憂き目にあう。
活気あるその時代に、工場で働いた人々のインタビューの様子が延々流れる。
街に貢献はしたが、みながそれを感謝してはいないという結構時代の現実を語って聞かせるインタビュー…
そして、最後の4つめ…ギマランイスは「歴史地区」というくらいだから、時代を語る上で重要な建造物もたくさんあるらしい。
それをガイドする人とそのガイドに連れられてやってくる観光客の姿を映す。
そこにはそれまでの3編のようなお話も無ければ、語りもない。
たった10分程度のガイドの案内と言いつけを守らない勝手気ままな観光客の姿が映って、終わり…(゜o゜;)
正直、何がなんだか…(^_^;
ギマランイスという街についても何の説明も無いし…
重要な建造物って、4本目に街の広場のようなとこで登場した誰かの石像くらい!?
あんまり分かんなくて、「スイート・エクソシスト」では、最後に笑ってしまった(^-^;)
笑う以外に表現のしようがない(゜o゜;
新聞の映画評で、あれは「不条理劇」なんだと…
そうか、あぁいうのが不条理劇なのね…と勉強になりました。
多分、自分では観に行かない系統の映画だから、試写会様々でございます。