今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

国際市場で逢いましょう


韓国で歴代2位の観客動員を記録した大ヒット作が日本に登場ヾ(´▽`)


ファン・ジョンミンssi主演、そして、出演作品はほぼハズレ無しのオ・ダルスssi、そして、そして、泣かせる女優キム・ユンジンssi…


もう、これで感動しないわけないよ(笑)


そして、劇中、ベトナム戦争の場面では、東方神起のユンホ君。


お話は、朝鮮戦争真っ只中に始まる。


中国軍が介入し、強力に南下、アメリカ軍が撤退を決めた町に住むある親子の物語。


命からがら米軍の船に助けられた主人公の少年だが、背中におぶっていたはずの妹の姿が無い。


妹を探すため下船を決意した父は、少年に自分に変わる「家長」として母と兄弟を守れと諭す。


ここから、韓国の激動の歴史を生き抜く主人公の一代記が始まる。


バラックのような店が軒を連ねる国際市場で、少年は「家長」として、父と船の上で交わした家族を守るという約束のために寝る間を惜しんで働き続ける。


主人公の生き様は、韓国が朝鮮戦争以後成長していく過程を盛り込んで、おそらく主人公と同世代の人々の心に深く強く響いたはずだ。


これはヒットするよね(*´ー`*)


朝鮮戦争、貧しさを克服するための海外への出稼ぎ、ベトナム戦争への出兵…


今の若い世代には想像も出来ない波瀾万丈の歴史だ。


日本より儒教的影響の強い国だから、「家長」という意識も当然ながら、多くの人が持ち備えている。


そんな人たちの「家族」を全ての基本とした物語だ。


泣かせるよね。


そした、ただ泣かせるだけじゃないのが韓国映画。どんなに圧倒的な犯罪映画だって、笑えるシーンが登場するのだから、当然この映画も笑えるシーンは満載。オ・ダルスssiの貢献度は高いです‼


時代の寵児のような人々もさりげなぁ〜く登場してくる。


車の現代(ヒュンダイ)の創業者が戦後間もなくの混沌とした時代に明確なビジョンを抱いてたとか…


韓国の人というか、韓国の現代史を知る人ならもっと楽しめたろうなぁ。


サスペンスでもないし、ハラハラもドキドキもないけど、長尺が全然気にならない。


ファン・ジョンミンssiの演技に圧倒されてください。


あっ、それから子役が良いの。


もうこれは韓国映画のテッパンです。素晴らしい子役の存在。


特に、ファン・ジョンミンssiとオ・ダルスssiの子役たち。そっくりよ。


予告編で見た「チョコレート、ギブ、ミー、チョコレート、ギブ、ミー」の少年。


いろんな楽しみがある映画です。そして、家族のありがたさにあらためて感じ入る映画です。