今年はスパイ映画の当たり年だって言うから観てきたよ。
「キングスマン」はイギリスのスパイのお話だった。本作はアメリカとソ連のスパイが主人公。
昔の海外ドラマで「ナポレオン・ソロ」というのがあったそうな。
そのドラマの再構築版だそうだ。監督はガイ・リッチー。
ここがポイント。
テンポも良く、なかなか面白い展開ではあるんだけど、どっか「シャーロックホームズ」の匂いがするのだ(汗)
あははははは(´∇`)
映画の時代設定は、戦後ドイツが分断状態でヒリついてた時代。東西を自由に行き来が出来ず、まだ冷戦真っ只中の頃。
CIAのスパイであるナポレオン・ソロは見るからにスーパーマンが変身前のスーツ姿で現れたって感じ。確かに彼はスーパーマンだけど(笑)
KGBのスパイのなんとか(なんか、ロシア語馴染みないから覚えられない)は、ちょっと野暮ったい。アーミー・ハマーって、こんな純朴そうな役、似合う。
敵対する両国の利害が一致した事案の発生で、イギリスのスパイの親分が仕切り、みんなで協力して悪の手に渡った核弾頭を取り戻すことになる。
冷戦の頃の時代設定なので、車もレトロ感あるし、服装も時代を感じさせる。
古き良き時代のスパイって感じ。
スパイらしいのは、やたらと盗聴器が仕掛けられ、それを発見するシーンとかだけで、私たちが思い込んでるスパイっぽいシーンって特別無いような…(~_~;)
「ミッション・インポッシブル」などのネットを駆使した現代的な諜報活動(それが現実かどうかは別にして…)を観ちゃってる私たちにはやっぱり、「古き良き時代」に感じちゃう。
これも十分面白いんだけど…
さて、2人は仕事が終わり、それぞれ国に帰る準備を始めるが、それぞれの上司は核弾頭を作り出すデータを記録したたった1つのディスクを持ち帰れと言う。
その1つの扱いを迷うナポレオン・ソロ。ここまで、仕事を共にした相棒の命を奪うことも覚悟はするが。それは相手も同じこと。
そこで、ナポレオンが差し出すのは、悪の一味に奪われた相棒の父の形見の腕時計。
これが全てよねぇ。
2人は最後の乾杯の席で、ディスクを燃やしてしまう。
カッコいいじゃん。
ってことで、親分が新たな任務を持って登場し、to be continued ‼
続編ありきの作りでしたが、また時代感いっぱいの古き良き時代のスパイの活躍譚を楽しめるのかという思いもあります。