今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

海外ドラマ「犯罪心理分析官 インゲル・ヴィーク」


WOWOWで最近オススメの北欧サスペンス。全8話を一挙放送。


本国では原作本が大ヒット。合わせてドラマもということらしい。


かつて、アメリカFBIでプロファイラーとして活躍した女性が主人公。2人の娘の子育てと仕事の両立は難しい。とある殺人事件の解決のヒントを思いついた時、咄嗟に電車を飛び降り、上司に連絡を取った彼女は電車内に娘を置き去りにしたことに気づいたのだ。


そんなことから、アメリカを離れ、母国で娘と3人で暮らす道を選んだ。


離婚した夫に時折子供を預けはするが、少し自閉気味の長女の子育てに悩みながらも、姉を上手くフォローする明るい次女の手を借りながら、暮らしていた。


そんな時、長女の様子がおかしくなる。いつも以上に情緒不安定で何が原因なのか母親の彼女にも分からない。


そして、彼女たちのまわりで殺人事件が起こり、長女の不安定の原因と関係していることが段々とわかってくる。


元々プロファイラーとしての手腕がある彼女はFBIを辞めた後は地元の警察に入るものと思われていた。


地元警察の捜査官は彼女の力を借りるために訪ねてくる。


こうして、主人公が事件に関わっていき、最終的に事件を解決に導く。


全8話で1つの事件というか、事件自体は連続殺人なので、いくつも起きるのだが、犯人は1人だから、なんだか焦れったい。


1話完結の刑事ものに慣れてるとなかなか難しい(笑)


主人公と捜査官との恋愛模様も絡むので、なんだかめんどくさい(汗)


でも、街の景色は美しい。北欧サスペンスに共通するのは舞台となる街の美しさだ。こんな美しい街でも残忍な犯行が行われる…景色の美しさとの対比でより凄惨に感じられる。


犯人はあるカルト宗教の教祖の血筋で、完全に洗脳されてしまっている。その思想的な影響で殺人を繰り返すのだ。


この犯人の様子を見ていて、映画「ダヴィンチ・コード」を思い出した。誤った思想で自分の弟子を殺人鬼に育て上げる神父。そして、その指示を忠実に守り、次々と人を手にかける修道士。その関係性が、今回の教祖と犯人に似ているなと…


アメリカにいたカルト教団のメンバーはかつての仲間であるFBIによって、一網打尽にされ、実行犯である犯人も主人公が逮捕し、事件は無事に解決した。


お話の冒頭で殺人事件の現場を偶然見てしまった長女も少しずつ安定を取り戻していった。


主人公と捜査官のその後も含めて、まだ続きがありそうな終わり方だ。


シリーズ化されているのかも…


もう少しテンポが良いといいなとは思ったけど、ドラマのお話は面白かったし、犯人の不気味さもあった。


こういうのはやっぱり一気に見るのが1番だ。