今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー


昨年の今頃、世界中をスター・ウォーズ復活の熱気が襲ったのは記憶に新しいというか、忘れられないというか…そのちょうど1年後、ディズニーはとんでもないプレゼントをスター・ウォーズファンたちに提供してくれた。


私は少なくとも、ファンではないけど、やっぱり興味はそそられる。


世界中に多くのファンを持つきっかけとなった世界初お目見えだった「スター・ウォーズ エピソード4」。


その前日譚がこの「ローグ・ワン」だ。タイトルの由来も良いし、物語の中で、キーワードとなる言葉も泣かせるのだ。


生き別れとなった父娘が長い年月の末、やっと出会う物語を軸に、善からぬ道にまっしぐらの帝国軍とそれを阻止すべく立ち上がる反乱軍とのこれから続く長い戦いの転機となる奇襲作戦の様子を描いている。


これまでに無かったストーリーから始まるので、まずは「語り」の部分も多く、尺は長い。


それでも、ワクワクと心踊らせながら見続けられたのは、そこにしっかりとスター・ウォーズの世界が描かれていたから。


物語の中心にいるのは、新たな登場人物ばかりだけど、みんなもすっかりスター・ウォーズの世界観にハマってる。


武闘家のイメージを引っさげてるドニー・イェンがどんな役を演じるのか、とっても気になった。宇宙だ、未来だという世界観にドニーさんはハマるのか?浮いちゃうんじゃないかと心配だった。


ところが、どっこい。なんとカッコいい*´▽`)bジェダイの力を信じる盲目の剣士。彼が呪文のように唱えるフォースの力への思いが、彼を1人の反乱軍兵士の道へと導く。


彼と共に戦い続けた相棒との友情とその絆には涙が出たぞ。「スター・ウォーズ」って泣ける話だったんだぞ!!


反乱軍を率いて、あの球面体デス・スターの設計図を奪いに敵地へ侵入する主人公ジン。科学者だった父が帝国軍に拉致られてからは、孤独と反骨精神の塊だった彼女が、父の真意を知った時、初めて仲間を得、共に立ち上がる。


その辺の話の流れも段々と胸を熱くする。


単なる後付けのエピソードとしてでなく、1つの話として十分成立してるし、何より、観終わった後に「エピソード4」をもう1度観たくなる。


名も無き戦士たちによる、この命懸けの戦いがあったからこそ、反乱軍はこれから続く長い戦いを団結して乗り切っていけたのだと十分に感じられる。


名も無き戦士たちは、命に換えても自分たちの使命を果たそうと皆が自分の役目を全うする。彼らを率いてきたジンも自分たちの最期を覚悟しつつ、次に続く人々に思いを託す。


泣かせる。。。


これ、絶対、日本人向き!!でも、邦画にありがちな奇跡は起きない。それ以前に多くの奇跡を重ねながら、主人公達は大仕事を成し遂げているから。


そして、彼らの命をかけた戦いの結果が、あの人の手に届くのをこの目で観ることができた。


隣で観てた相方が「うぉ〜」ッて声を出した。確かにね。どうやって撮ったんだろうって。これも時代が進化したからこそ可能になったんだろうな…


聖地日劇では、場内が大きいため、客の入場に時間がかかることを考慮してか、やたらと予告編が長い。最初の方の予告編は邦画ばかりで、正直「スター・ウォーズ」とは縁も縁も無い、私にはどうでも良いのばっか。他の映画の時は、この時間帯はまだまだ人の出入りが多いけど、さすがにこの日は、ほとんど動きなし(^_^;)


だから、もう予告編だけでお腹いっぱいになりそうになってた。やっと、場内が暗くなったその時、まばらだけど拍手が起きた。初日じゃないから、まばらだけど(^_^;)


でも、終映後は私も拍手組に参加*\(^o^)/*


確かに長いけど、ちょっと長いけど、思いっきり面白い。「エピソード4」の前日譚として、ナイスな仕上がり(*^-゚)v


元々の世界観を壊すことなく、むしろ、以前からこの前日譚をおとぎ話として聞いていたかのごとく、スルッと心に馴染んでいく。ここがこの壮大な物語の凄いとこなんだなぁ。


ハン・ソロを主人公にしたスピンオフも準備されているというし、本家以外にも楽しみが増え続ける不思議な世界へどうぞ(*´∀`)♪