今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け


12/20からのクリスマス・ウィークに日米同時公開で始まった「スター・ウォーズ」シリーズ完結編…


まぁ、製作本体のディズニーによるとこの後、数年お休みして新たに新3部作を1年おきに製作公開する予定らしい。第1弾は2022年らしいが…


ちょっとお休みした後、新作が公開されると発表されているのに、なぜ本作が「完結編」なのか。それは邦題にまさしく表現されており、TOHOシネマズで映画を観る度にプロモーション映像で監督のJJが「スカイウォーカー家の物語」と言ってた理由に繋がる…


最速上映などで早々と鑑賞した「スター・ウォーズ」ファンの皆さんの声を耳にするに、あまりに過度の期待は禁物とかなりフラットな気分で劇場へ。


でもさ、私は十分面白かったぞ!隣の席のお姉さんなんか感動して泣いてたぞ!


ただ、スクリーンから退室する際、狭い出入口に満席の観客がドッと列を成した時、「金返せ!」と文句を垂れていた御仁がいたらしい。相方が言っていた。まぁ、ラーメンとおんなじで好みは人それぞれ。みんなが美味しいと言うラーメン屋に並んでも美味しいと思わない人もいる。


鑑賞した日の夜に放送された「THE MANZAI」(これのせいで「ポツンと一軒家」が無かったことが残念でならない…)で審査員が圧倒的に高評価をした「ミルクボーイ」…私、1ミリも、いや一瞬たりとも面白くなかったんだけど(怒)。ほぼ無表情で「なにこれ?」と見てた。ただただ、がなり立ててるだけで1つも面白なく、横で相方がゲラゲラ笑ってる方が可笑しかった(面白いってことじゃなく、変なのって…汗)。


何事もそんなもんだ(汗)。人それぞれ…


長いスカイウォーカー家の悪との戦いに区切りをつける。それが本作なんだろう。自分の出自を知り、それでもダークサイドに落ちずに踏みとどまったレイこそ、絶えたスカイウォーカーの血を引き継ぐ者。そこまでの道筋をつけ、予定されている新3部作へ歴史を刷新する役目が本作なんだろう。それは第1作から見えていたテーマだと思う。


だとしたら、後半に詰め込まれた「スター・ウォーズ」らしさこそが完結編の本題であり、前半のレイの迷走は、2作目でしっかりと描いておくべきではなかったか…2時間半も観ていて、なんだか凄く駆け足だった気がするのはそこなんだろうな。


3部作全てをJJがトータルで脚本から関与して監督したら、もう少しストーリーにまとまりがあったのではないかと思ったりもする。


ただ、JJは忙しいからねぇ…


はっきり言って、2作目はほとんど記憶の彼方に消え去っていて、覚えているのはストーリーよりも、生死を彷徨うフィンを必死に看病する重要な役を果たしたアジア系の女優さんが公開後に酷いバッシングの対象にされてしまったこと。


本作はむしろ、1作目のうっすら残った記憶からスッと繋がっていく感じ。


だから、昔から「スター・ウォーズ」のファンで熱い思いをたぎらせている人より、にわかと言っては申し訳ないが私を含むそれほどでもない人のほうが「面白い」って感じるかもしれない。


映像はキレイなので、できれば大きなスクリーンでの鑑賞をおすすめします!