今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

お家で映画


相変わらず、天候に左右される肩痛(涙)。あまり、痛み止め薬に頼るのもダメなので、気分転換にお家で映画鑑賞。と言っても、お家鑑賞はどうしても「ながら鑑賞」になるので、洋画の吹替版か邦画限定…


今回は…
「七つの会議」
雪の華
「RAILWAYS 49歳で運転士になった男の物語」
「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」
コーヒーが冷めないうちに



「七つの会議」…
池井戸潤原作の映画。「倍返しだ!」で一気に有名になった池井戸潤さんの原作と言えば、当然期待値が高く(それは作るほうね…汗)、その分、力が入ってるのか、かなりの豪華キャスト。

七つの会議…どれとどれが七つなのか、今1つピンとこないまま終わってしまった(汗)。池井戸潤作品らしい戦うサラリーマンの話ではあったけれど、最終的に勝ったのは、結局偉い人って終わり方だった…これが現実ってね。



雪の華」…
中島美嘉のかつての大ヒット曲。この歌をモチーフに難病に冒された女性の最初で最後の恋物語

主演の中条あやみさんが超スレンダーなので、病人に見えなくもない…でも、明日命が消える人とはどうしても思えない。なにしろ、顔がやせ細らないし、顔色がとても良い(汗)。余命宣告を受けた彼女は死ぬまでにやりたいことの1つとして、恋をしたいと強く願っている。そして、偶然知りあった登坂広臣演じる男性の苦境を知り、そこに手を貸す見返りとして恋人契約を結ぶ。

いろいろ話の展開に無理がある。そこを強引に主人公の余命に結びつけて話を進めるので、やっぱり少女漫画の世界でしかないなぁと…

公開時、「雪の華」をモチーフにと聞いて妙に期待してしまい、珍しく邦画だけど劇場に観に行こうかと思ったのだが、行かなくて正解だった(汗)。残念な映画…



「RAILWAYS 49歳で運転士になった男の物語」…
「RAILWAYS」3部作の1本目。中井貴一さんが生真面目な運転士を演じる。大手企業でエリート・サラリーマンだった主人公が49歳で会社を辞め、地元に帰り、子供の頃から憧れていた地元の鉄道に運転士として入社する。

妻は長年の夢だったハーブのお店を立ち上げたばかり、夫に付いていくことは出来ない。大学生の娘は卒業を前に将来に悩んでいる。そんな時に、夫であり、父親である主人公は自分の夢を実現するために新たな道に進む。

普通の家ではあり得ない家族の形だと思った。主人公が経済的に高値安定の地盤があったからこそのストーリー。

現実と照らし合わせると妙に醒めてしまうけど、これは夢を見る男の物語だから、これで良いのかも…

しかし、中井貴一さんと言う人はこういう役がピッタリだ。人の良い生真面目な…どんな役も全部自分の物にしてしまう、やはり名優さんの1人なのだろう。残りの2部作も時間があったら見てみよう。



「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」
「RAILWAYS」3部作の2作目。今度は運転士になったお父さんではなく、運転士を辞めるお父さんの話。運転士だけじゃなく、家族も止めようとしていたお父さん。

三浦友和さんは毎度思うけど、いつからこんな名優になったのだろう。仕事人間で家族のことなど後回し。確かに運転士の仕事は大切な仕事ではあるけれど、家族を蔑ろにして良いわけはない。そんな主人公と奥さんとのすれ違いが続く中、定年直前のある日、奥さんは反乱を起こす。

そして、本当に大切なものをもう1度やり直す。これが夫婦というものなんだな…と感じる映画。でも、ここまで行くのが現実には大変なんだよな…とも思う。



コーヒーが冷めないうちに
電車の車内広告で原作本の感動さ加減をずいぶん目にしていた。どんなに感動するのかと気合を入れて見始めたんだけど、若者の可愛らしい恋愛模様から始まり、あれ?って…

でも、主人公だけじゃなく、登場する他の3組の思いも確かにそれぞれ大切なものだった。

特に主人公は奇想天外な発想で、奇跡の大逆転なお話だった。それでも、主人公本人の心が軽くなるのだから良しとする…主人公を深く深く愛する彼氏の思いが成し遂げた奇跡。

そして、コーヒー店主でもある主人公の「おじさん」がとっても良い。彼こそ、主人公を親のように暖かく支えて育ててきた人。彼がいたからこそ、主人公は長い間心に引っ掛かっていた重りを下ろす事ができたんだ。



いろいろ見てきた。でも、どうしても邦画は「テレビのドラマ」のように捉えてしまいがち…(汗)。なんだろう、スケール感なのかなぁ。さてさて、次は何を見ようかな…