今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

ホース・ソルジャー


久しぶりに公開初日に劇場へ。「アベンジャーズ」の新作やスピルバーグの話題作「レディ・プレイヤー1」が先に公開されていたこともあり、スクリーンが思いの外、小さい(涙)


結局、またTOHOシネマズ日比谷まで行ってしまった。店舗の開店前に劇場ロビーに入ったので、恐ろしい混雑に巻き込まれることなく発券したけれど、ミッドタウン日比谷1階ロビーにポールを立ててるスタッフがいて、何に使うのかと思ったら、なんとエスカレーターの行列を整理するための物だった(汗)


ゴールデンウィークだから、混雑は仕方ないとしても、想像を超える人出。やはり、劇場は別入口を作っておくべきだったよ。。。


さて、そんなミッドタウン日比谷への文句は募るばかりですが、映画の方は大満足でございました!!


今の時代に、武器を携えて馬に乗って戦場を駆けるなど想像も出来なかったが、これが実話だというから驚く。騎兵隊とかじゃないんだしね。。。


9.11以後、最初に紛争地域に派兵された12人の特殊部隊。1人も命を落とすことなく、2年はかかると思われていた要衝の谷を3週間で制圧した。この作戦は機密事項だったために彼らの活躍はしばらく伏せられていた。このエピソードが映画化された。


特殊部隊の隊員さんは、どんな状況でも戦えるよう鍛えられているんだなと映画後半の馬上戦になってからは驚くばかり。


アメリカ軍のタダでは起きない百戦錬磨の作戦実行やアルカイダを倒すために、敵対する部族をそれぞれ懐柔しようとする嫌らしい姿勢などもチラチラとではあるが、しっかり映画の中で語られている。


また、現地の部族に帯同する中で、互いに信頼関係を築いていく行も描かれ、命を賭けた戦いの中だからこそ、その真の姿勢が相手の心を開いていくんだなぁという感動のシーンも用意されている。


この特殊部隊の隊長さんは、実はこの班の訓練時の上官で、彼が率いる兵士たちは歴戦の強者だが、彼自身には実戦経験が無い。訓練期間が終わり、彼は出世街道へと歩むところだった。ところが、9.11のニュースに触れ、直ぐさま部隊に戻り、現地への出兵を志願する。


故郷を奪われる、故郷を攻撃される。それは人の心を大きく揺さぶる。故郷を破壊した者への怒りが彼らを突き動かしているのだろうが、復讐の連鎖へと繋がっていく不安もあるなぁと。。。


それでも、エンターテインメントとして、この映画は十分に観る者を圧倒する。


あくまでも、正義を実行するアメリカという視点で描かれてはいるんだけど、アメリカ映画は大概そうだから最近は「アメリカらしい」映画だなと思うだけで、特に気にはならない(汗)


特に後半の戦闘シーンは戦場での緊張感ハンパなく、馬で駆け巡る地上戦の迫力も凄い。さらには、現地から緯度経度を伝えて空爆するシーンも上空から爆撃の様子が描かれていたり、臨場感ハンパなく迫ってくる。


こういう映画はやはり大画面で観た方が良いね。