今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

天命の城


久しぶりの韓国映画の劇場鑑賞。劇場内は半分ほどの埋まり具合なのに上映前のうるさいこと、うるさいこと。予想通りだ(笑)場内の大半はおばさま方で、東宝シンデレラガールのお姉ちゃんが早く来た人のためにいろいろと紹介してくれてるのに、だぁ〜れも聞いてないよ(笑)


まず内容よりも今回も子役ちゃんに泣かされました。後でパンフを見たら、全然違ったんだけど、スクリーンに登場したときは天才子役と言われてるキム・ユビンちゃんかと思った。年齢的にも、そんなワケないのにねぇ(汗)チョ・アインちゃんと言うそうです。


ホント、韓国映画界は次々とスゴい子役が出てくるよね。子役にも大人と同じように1人の役者として接し、さらに1人の役者として演技を要求されるらしいから、厳しい現場で鍛えられるんだね。


それともう1つ。音楽を坂本龍一が担当したこと。知ってたのにね、私。観始めたら、すっかり忘れてた(汗)音楽は内容の重さに合わせてか、重厚で映像の邪魔にならず、マッチしていた。全然、教授らしさを感じさせない音楽で、だから気づかなかったのね。


タイトルド忘れしちゃったけど、あのレオナルド・ディカプリオが主演した映画以上に教授っぽさが分からなかった(汗)


王であるパク・ヘイル。それを支える重臣で清との和睦派の官吏はイ・ビョンホン大義名分を重んじ戦うことを選択する官吏はキム・ユンソク。その他も脇役のベテラン俳優はよく見る人たち。貧しい民として、コ・スまで出てる。


これだけ、名優さんを連ねれば、まず間違いない。ただ、お話がお話で、朝鮮という国が崩壊しかねない闘いを描いたものだから、韓国映画特有のシビアな中の笑いもない。それだけ、歴史上厳しい闘いを映画にしたのね。


確か、今回王様役のパク・ヘイルさんが主演した「神弓」が同じ「丙子の役」を民の側から描いてる。ラストで50万人朝鮮民族が清に連れて行かれたという字幕が出るのも同じだった。


様々な視点から映画化されると言うことは、やはり、韓国において、歴史上大きな節目になったんだろう。


その辺の史実に関して多少の予備知識があるともう少し分かりやすいかも。実際に戦闘が始まる辺りまでは、良く分からなくて、ちょっと睡魔に襲われる。


名優の押さえた演技を楽しめる映画です。近場だとTOHOシネマズ・シャンテでしか上映してないので、ご注意を。