今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

クリード 炎の宿敵


やっと、今年1本めの映画です(汗)正月休みは結局寝正月で、寒いのにお出かけなんて…というなまくら状態…(笑)


「ロッキー」では自らリングに立ったロッキーが、今度は若いボクサーを育てる側になって、再びボクシングの世界に戻ってくる前作「クリード」のその後を描く本作。


そして、かつての宿敵と再び会いまみえることになったロッキー。


私は「ロッキー」を一作も見たこと無いので、宿敵と言われても良くわかんない(笑)でも、そこは単純明快なストーリーなので、全然大丈夫。


かつて、ロッキーに敗れたドラゴは、息子に当時の悔しさや恨み節を聞かせながら、ボクシングへの道を進ませる。彼らの国は、チャンピオンになるかならないかはその後の人生に大きく影響する。国を背負ってしまうのだ。


そんな厳しい状況下で、ドラゴの息子は自分を捨てた母親への狂おしいほどの思慕に悩まされながら、父と共にロッキーの育てたチャンピオンに挑戦することになる。


ドラゴの父親はクリードの父親アポロと対戦し、死なせてしまった過去を持つ。因縁の対決は息子に持ち越されたという訳だ。


焼けつくような荒野の真ん中で特訓する風景は、なんだか昔のスポ根物を思い出させる。きっと、こういう熱い思いが滾るような映画はウケるだろうなと…


クリードの物語も泣かせるけど、ドラゴの息子の状況にも泣かされる。ずっと過去を引きずる父親から、ただ勝つことだけを求められ、父と自分を捨てた母親への複雑な思いに悩まされ、ただ自分の存分証明のためにリングに立つような彼の姿は哀しい。


ラストで前を向いて走る彼の姿に少し救われる。


映画「ロッキー」シリーズに心踊らせた人はぜひ劇場へ!