今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

アポロ11


映画「ファースト・マン」で描かれたアポロ11号の月面着陸。本作はまさにその時の実際の記録映像のみが時系列に沿って編集されたドキュメンタリー。


テレビなどで見るドキュメンタリーは、当時を知る本人や関係者がインタビューに答える場面があったり、映像の説明としてナレーションが当てられるのは普通だ。しかし、本作はただただ当時の映像だけを繋いでいる。音声は当時の映像に録音されたものだけだ。それでも、十分に状況が伝わってくる。


映画「ファースト・マン」で、月面着陸船が初めて人類を月面に運んだその瞬間は、ほんとに緊張感のあるシーンだった。本作にも同様のシーンがあったが、こちらは50年前の映像だ。それは、現代の技術を駆使した映像と遜色ない。


とにかく、映像の素晴らしさに圧倒される。これが実物の持つ凄さであり、強さだ。月面着陸に関する記録映像のみだ。セリフも何も、映像に映し出された会話のみなのだ。それでも、何も違和感なく、成立している。何度も驚いてしまう。


感動と感嘆と…凄い映画だった。これが、単館公開とはいったいどうなってるのかと思うほど。映像の美しさを考えても、テレビなどではなく、映画館の大きなスクリーンで観ることをお勧めする映画だ。