今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

THE BATMAN ーザ・バットマンー


なんとか間に合った!なんとか上映期間中に観に行けた!


今回、バットマン役が変わるって聞いて、どんなもんかなぁ〜なんて最初は思ってたんだけど、ロバート・パティンソンが演じると聞いて、それは映画館で観ないと〜と思ってた。


クリストファー・ノーラン監督の「TENET」で、初めてちゃんと観たロバート・パティンソン。彼については、なんか日本で言うところのアイドル俳優的な印象を持ってたので、正直、強くて男っぽい姿に驚いたし、カッコいいと思ったのだ。


バットマンという永遠のヒーローもある程度行くと若返りも必要で、ロバート・パティンソンは良いかも!


凄く期待してたんだけど、コロナ禍の蔓延防止措置とかで出足を遮られ、次々と感染力の強いコロナの登場で映画館が怖くなってしまった。で、気づくと1日1回上映の状態でびっくり。3時間近い上映時間も確かに出足が鈍る。今日も昼過ぎに出かけて帰ってきたら夕方だもの。


ただ、175分の長尺が苦痛ではなかったのが凄い。本作はこれまでの「バットマン」とは別物と考えた方が良い。確かにブルース・ウェインの両親は子供の頃に亡くなって、犯人は分かっていない状態だし、執事である男性が唯一の身内。そうした、ブルースを取り巻く設定は一緒だが。。。


これはロバート・パティンソンによるバットマンの話として描かれる。バットマンを信じる警部補もキャット・ウーマンも登場するが、別物である。それが特に無理もなく、ストーリーもちゃんと流れるていく。それはいろいろと説明的手順を踏むからで、だから長尺になるんだな。


ラスト30分くらいは「ここで終わりかな?」と思うシーンの連続で、本編に登場したいくつかのエピソードそれぞれに「終わり」が描かれる。


続きがあってもおかしくはないけど、続きがなくても決着はみてる。そんな描き方だった。


ロバート・パティンソンだけでなく、ポール・ダノの出演も知ってはいたのだけど、このまま顔出しせず終わっちゃうのかと思ったよ(汗)。ネタバレになっちゃうけど、ポール・ダノはこういう役やらせたらホントにお上手。得たいの知れない悪の権化と言えば、映画「ジョーカー」で物凄いインパクトを与えたホアキン・フェニックスも印象深いけど、ポール・ダノだって負けてないぞ!


ところで、コリン・ファレルはどこに出てたんだ!と思って調べたら、ペンギンだったよ!全然分かんなかった(汗)。



ロバート・パティンソンのブルースはこれまで見た…と言っても、私が知ってるバットマンクリスチャン・ベールベン・アフレックだけだけど…ブルースと印象が違う。まさに今苦悩してるという若さも描かれていた。これが、仮に続編が出来たら、そこからさらに重厚感が増して行くんだろう。


ロバート・パティンソンのストレートなサラサラヘアーがとても良かった。人目を忍んで生きてる様子がちゃんと見て取れる。


また新しいバットマンの登場です!


そうそう、音楽がね、ハンス・ジマー先生ではないなぁというのがずっと引っかかってました。エンドロールで確かにハンス・ジマーの名はなかったけど、やっぱりこれまでの「バットマン」のイメージもあるので、ちょっと似てる、でも実は全然違うっていう音楽(汗)。


エンドロール途中でピアノ独奏のパートがあって、それはそれで驚き。だって、「バットマン」だよ!と。


とにかく、長尺が全く気にならない。私的には良かった「バットマン」!そして、ロバート・パティンソン