震災以降、話題の本として、新聞広告に掲載されたのをきっかけに図書館で予約。
話題の本のわりにすぐに配本されたので、「あれっ」って感じ(((^^;)
ここのところ、本を読むスピードがガクンと落ち、1冊読むのにえらい時間かけてる私が、2日で読ましたから、おそらく回転の良い本なんでしょう(((^^;)
ん〜(・・;)
感想と言っても、本作はあくまでも、大前研一さんの「意見書」という意味合いが強い。
だから、賛同できるか、できないか…ってことで…
目から鱗…というか、全く知らなかったことを教示してくれる入門書的な側面もある。
しかし、東北方面の復興についてのビジョンはちょっと違うんじゃないかと…
確かに危険を回避するための手立てを擁した街の形を前提にした復興は最優先なんだけど、それを受け止める側の「気持ち」を考慮しなくてはいけないと思う。
「安全」のための移住と分かってはいても、「納得」が無ければ、いつか必ず「歪み」が生じる。
そこに対するビジョンが無い…(((^^;)
国や役所主導の復興計画がそこに住む人達の思いを僅かにでも汲み取るものでなければ、本当の復興とはいわないだろう。
県民性を画一的に捉えた復興計画は頓挫しかねない…
そんな不安を感じた本だった。