今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

ジェーン・エア


私が昔読んだ小説の中で、特に印象に残っている作品の1つが「ジェーン・エア


私の世代で、女性が自立して人生を切り開く物語で、子供から大人まで広い世代に受け入れられる小説と言ったら、なんと言っても「若草物語」!!


少年少女版とか今でいうヤングアダルト版とか普通の一般向けとか…


様々な形に翻訳された「若草物語」を片っ端から読んで、ほぼ完璧なまでに普通のストーリーを頭に叩き込んだ後、少し対象が上になるけど、女性の生き様をおったストーリーなら「ジェーン・エア」の方が良いと思うと紹介してくれた人がいた…


読んだ感想は、確かにその通り!!


女性が生きるのが、困難な時代に自立した心を持ち、自分の言葉で話すジェーン。


愛した人の裏切りに合いながらも、彼の苦境に心を痛め、再び向き合い、共に生きようとするジェーンの決断に涙を流して感動したのはいつのことだったか…


あの小説が映画になると聞いた時、正直無理だと思った。


ましてや、予告編でジェーン役を演じるのが、ミア・ワシコウスカ…ちょっと若過ぎの印象があったけど…


本編始まって、私の心配はどこかに行ってしまった(((^^;)


表情をあまり変えずに自分を取り巻く人に強い印象を残していくミア・ワシコウスカは…


適役だった!!


主人公の目を通して語ることが出来るエピソードにだけ焦点を絞って、映像化された本作。


主人公の見ていない場面は、病床の叔母や焼け出されたお屋敷の使用人の言葉で語られ、敢えて見せない形をとったことで、逆にスッキリとジェーンという女性の一代記になってる。


どんな風に映画化するんだろうと期待より不安の方が大きかったけど、観終われば、期待以上の良い映画だったと。


ただ、ラストはもう少し余韻を残してもらいたかったかなぁ〜(((^^;)