巷では予告編のCMが流れ始めた映画「マスカレード・ホテル」の原作の続編(笑)
これがなぜ木村拓哉が主演なのか、良く分からない。まぁ、百歩譲って、相手役が長澤まさみっていうのは、東宝の映画だから仕方ないにしても、なぜ木村拓哉?という印象が強い。まぁ、木村拓哉というよりジャニーズが必死なんだなと感じるだけだ。。。(笑)
で、「マスカレード・ホテル」を読んだ記憶はあるのだけど、日記に感想も書いたかなぁ。結局、東野圭吾さんの小説は、読んだ直後は面白いとかなんとか、かんとか思うんだけど、内容に関してはほとんど頭に残らない。。。(汗)でも、人気あるんだよね。この度の続編もかなり長いこと図書館の予約待ちで、予約したことすら忘れていたほどだから…
では、以下、感想。。。
マスカレード・ホテル(正式名は違う…)を舞台に事件対応にあたった刑事たちが再び同じホテルに潜入するお話。
これで、あらすじのほぼ半分はクリアした感がある(笑)
とある殺人事件について、匿名の訴えがあった。それは匿名ダイヤルという身元も分からない者からのメールだった。ある女性が死んでいるかもしれないとの通報に沿って警察が踏み込むんだマンションの一室には全く外傷の見当たらない女性の遺体が横たわっていた。
しかし、彼女は感電死だったことが判明し、病死ではなく、殺人事件として捜査が開始された。
まぁ、その後何だかんだあって、大晦日にシティ・ホテルで盛大に行われる仮装によるカウント・ダウン・パーティーに犯人が現れるというさらなる匿名の通報が!
そして、前作でもフロント・クラークとして潜入した刑事が再びホテルマンに変装する…と。
事件の裏にある人間模様。それと交錯するホテルで起きる事件。
まぁ、よくこんな複雑なプロットを考えたなぁと。世間の人はこんなに複雑な事情を抱えて生きてるのだろうか。
確かに、事実は小説より奇なりと思う出来事もあるにはあるが、それを超越したかのような出来事の数々。読んでる途中でなんだか嘘くさくなってきて、最後のタネ明かし部分はもうオマケを読んでる風にしか思えなかったなぁ………
様々な糸(意図とも言い換えることができそう…)が絡み合うような事件の背景は、どれか1つでも欠けたら、このお話は成り立たないんだろうか?
いろんな物が絡み合って、絡み合い過ぎて、結果、どれもこれも薄くて浅い話に終始してる気がする。まぁ、だから、サラッと読めるし、サラッと忘れるんだろうなぁ。
シリーズ物の典型って感じかなぁ。毎回、そんなにヘビーじゃ書く方も読む方もたまらないからね(笑)