韓国ドラマ「根の深い木」の原作本…
小説の原題は、ドラマと同名なんだそうな…
ドラマと同じタイトルで出版してほしかったなぁ…探すの大変だった(^_^;
まさか、韓国の王宮が「景福宮」っていう名前だなんて知らんっ(x_x)
なんとか、探し出して読み始めました。
最初は、ドラマの設定との違いに戸惑い、なかなかページが進まなかったんだけど…
小説の方の独自の面白さにハマりだしたら、もう一気に読んじゃいました!!
ドラマは、世宗大王がまだ若い頃から始まり、先王との確執や独自の国作りへの決意が固まるまでを丁寧に描いている。
そこに絡めて、世宗大王が父である先王と争う中で、親が世宗の妃の実家のヌイだったためにその争いに巻き込まれたトルボクとタムという2人の子供の王との悲しい出会い…
これらのところは、小説には全く書かれていない。
大人になって、トルボクはカン・チェユンと名乗り、タムはソイと名乗っているドラマ…
ところが、小説はチェユンは最初からチェユンで、ソイは最初からソイ。
それぞれ、貧しい子供時代を送ったが、2人には何の接点もなく、長じて、王宮で起きた殺人事件の捜査の中で出会う。
実はこの辺りの設定の違いにもの凄く戸惑った(^_^;
名前と最初の設定だけ原作を踏襲するって言うのは、よく聞くけど、妙に中途半端に原作からかけ離れてるので…(笑)
しかし、小説だけに限って言えば、ホントに面白い(^_^)v
これはお勧め!!
世宗大王の孤独な闘いの真実がチェユンによって明らかにされ、ハングルの制定がどれほどの大変な事業であったのか、王宮での殺人事件というサスペンス小説の中で、語られており、ただそれだけの大変さを伝えられるより、よっぽど分かりやすい!!
ちょっと、びっくりな掘り出し物的な小説でした!!