様々、良い評判を耳にして、しかも初見参となる角川シネマ有楽町なので、頑張って、行ってみました(^_^)v
ネットで評判と言うことは世間でも評判が良いようで、30分以上前に行ったにもかかわらず、前方の席か壁際の奥の席が何席か残ってる状態(゜o゜;)
マジで!?
観るの、止めようかと思ったもん(x_x)
どうしても観たいと思って劇場に足を運んだ映画じゃないから、このチャンスで観ないときっと次は無い!!私はそういう性格!!
「じゃあ、止めます」って言おうと思った、その時にチケット売場の女性が、「こちらの席ならいかがでしょう」と。
私の希望に見合う席はもう既に無い中で、お姉さんが言うには、劇場の構造上の問題なのか、そこだけ前方席の壁よりながら、前にシートが無い!!
足は伸ばせるし、座席伝いに退場せずとも前から通路に出られるのだ(^_-)
確かに目線がスクリーンの中央かと言えば、そうじゃないけど、そんなに強烈に見上げる形にはならないし、シートがハイバックだから、背中をもたれて観れば、全然大丈夫(^_^)v
来場者の希望を少しでも汲み取ろうとする劇場のスタッフにちょっと感動してしまいましたよ!!
まぁ、そこまで言われちゃったら、観ないわけにはいかないので、しっかり鑑賞してきました。
良い音楽は、やっぱり眠くなるのねぇ(^_^;
寝落ちはしなかったけど、良い気持ちで、リラックスして観ることができた。
25年という歳月を1つのチームとして、演奏活動をしてきた四重奏団。
1番の年長であるチェロ奏者の病気が発覚してから、最後の演奏会を迎えるまでのお話。
彼が、自分の病気はパーキンソン病だとメンバーに告げた時、当たり前のように練習を繰り返し、当たり前のようにいつものメンバーで演奏会をしてきた彼らの日常にさざ波が立つ。
それまでせき止められていた物が一気に流れ出すかのように、互いの本音をぶつけあう。
やっぱり、1人の演奏家としての夢や希望は、他者とのかかわりのなかで、当然思い通りにいかなかったことがたくさんあったのだなぁと。
結局、様々な思いは、ただしいと思える方向に向かって、それぞれが封印していく。
そして、最後の演奏会で、互いに思いやって、新しい出発をする。
みんな、本当の演奏家みたい。
私のように音楽は聞くばかりの人間には、弦楽器を操る人々が超人にしか見えないんだけど、才能がある人はある人で、その苦悩は計り知れないほど大きいのだろうなぁ。
最初は「好き」というだけで、少しの才能があればなんとかなるのだろうが、その道で生きていくとなれば、妥協は許されなくなるし、周りの期待は大きく膨らんで、自分の器を越えていくこともあるだろう…
そうした時に受ける苦痛はいかがなものか…
芸術家の苦悩を垣間見ながら、素晴らしい演奏に酔える映画と言える。
まぁ、でもね…
強いて言えば、映画で描かれた様々な葛藤は、ある程度予想の範囲というか…まぁ、誰しも同じよねっていう感じだったね(^-^;
でも、午後の一時を過ごすのには、良い映画だと思う。