今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

天才スピヴェット


ヒュートラ渋谷にて3D鑑賞。


予告編でも十分伝わってくるけど、スピヴェット少年の可愛らしさがなにより1番(o^^o)♪


その可愛い少年スピヴェット君が、小さな胸を痛めてるのは、二卵性双生児の弟の死への自責と家族の中での孤立。


根っからのカウボーイである父親の手ほどきで、小さな頃から銃を扱っていた弟レイトン。


体も大きく、カウボーイの父親の期待を一心に集めている弟に少しでも近づきたくて、興味のある科学からのアプローチで、銃の軌道のデータを取ろうとしたスピヴェット。


ところが、銃の暴発で弟はあっけなく逝ってしまう。


弟の死は、自分はもとより家族の中に大きな影を落とした。


全て、自分の責任だと感じるスピヴェット。けして、自分からは歩み寄れない見えない壁が家族との間に生まれてしまう。


ちょうどそんな時、スピヴェットが考えた「理論」がスミソニアン協会から、表彰されることになった。


アメリカ大陸の西の端に住むスピヴェットは、自分の居場所を探すためにスミソニアン協会のあるワシントンD.C.までアメリカ横断の旅に出る。


小さな体で大きな冒険。


彼の不在で家族は改めて彼の心の傷に思い至る。


全編、優しい笑いと暖かい感動に満ちている。弟の死は悲しいことだけど。楽しい映画と言えるだろう。


ヘレン・ボナム・カーターの演じるママは、昆虫学者で少し変わってる。いつも、スクリーンでは変わった役を多く演じる人だから、今回の役はむしろ地味なくらい(笑)


際ものでない、素敵な俳優さんなんだよなと改めて認識致しました(笑)


子供の大切さ、家族の絆、銃社会への警鐘、様々なメッセージに溢れた映画だと思った。


良かった、観に行って(o^^o)♪