今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

シェフ〜三ツ星フードトラック始めました


2日前の段階で、3/1は映画ファーストデーということもあり、かなりチケット奪取が難しく、公開劇場が少ない映画は希望通り観られないのだ。


都内の上映館、TOHOシネマズシャンテとTOHOシネマズ日本橋で希望の時間にチケットが取れなくて、初めての試みで、千葉に目を向けてみた(笑)


TOHOシネマズ市川コルトンプラザをチェック‼


おかげ様で条件の良いスクリーンで余裕でチケット入手♪♪


劇場も広いし、各スクリーンの座席数も意外に多い。日本橋錦糸町と比べても座席数の多いスクリーンが多数。


100席前後の小さいスクリーンは2つくらい。100席後半から200席前半の比較的余裕のあるスクリーンが主流。


ちょっと駅から遠いけど、コルトンプラザ自体が映画以外も楽しめるレジャースポットなので、都内でダメな時は試してみるのはいかがでしょう‼


さて、楽しみにしていた「シェフ」


面白かった‼


三ツ星レストランのシェフがオーナーや批評家との争いから職を失い、自分の作りたい料理を作ることに決めて、再出発をする物語。そこに彼が離婚した元妻と息子とのふれあいを通した家族再生の物語も平行して描かれる。


まだ10歳の息子は今時の少年で、ネットに弱い父親をSNSでサポート。


彼のツイートで集まってくる客がまた呟いて、彼らのフードトラックの旅にみんなの注目が集まっていく。


みんなのつぶやきがスクリーンに登場。水色の鳥がチチチッと飛び立っていく。


まぁ今時だわぁ〜


主演のシェフ役の俳優さんが実は監督で、なんと「アイアンマン」の監督さんなんだって‼


彼が本当に作りたかった映画を「アイアンマン3」の監督オファーを断って、自主映画として製作したんだそうだ。(多分、そう聞いた…あやふや〜)


だから、全部が楽しげなのだ。


また、その土地ならではの軽快なラテン音楽に溢れ、ほんとに楽しい。思わずリズムをとって、踊り出したくなる。


10歳の息子がポイントになっているので、小学校の高学年の子供なら十分楽しめる映画だ。


それこそ、意外なところで家族で楽しめる映画に出会えた。


頑張って、江戸川越えて出張っていって良かったぁ〜(^-^)/


ちょっと、ネタバレだけど、特に感銘を受けたポイントを備忘録‼












フードトラックでの最初のお客さんは、機材の積み込みを手伝ってくれた作業員人たち。彼らにお礼として、キューバサンドイッチを振る舞うことに。


初めての手伝いで、サンドイッチを焦がしてしまった息子。父から注意されると「どうせ、タダだし」との返事。


この時、シェフは作業の手を休めて、わざわざ車を降り、不貞腐れている息子に語りかける。


お客さんの笑顔のための料理なのだと。焦げたサンドイッチを見て笑えるかと…


息子は父の言葉に納得の表情を見せる。


たとえ、子供と言えど、手伝いとしてフードトラックに乗るのなら「プロ」なのだ。料理人見習の1人の大人として接するシェフの姿に同じ親として学ぶことが多い。


仕事終わりのビールを試す時もそう。料理用のナイフを与える時もそう。


しっかりと息子に納得させ、自覚を持たせる彼の姿勢こそ大人に必要なことなんだ。与えられたことに対する「責任」を肌で学ばせ、息子への信頼をしっかりと示すことで、息子もそれに答えようと努力する。そして、その努力に対して賞賛を惜しまない父。


オーナーや批評家と子供じみた大ゲンカをするパパが、息子の前では1人の先輩シェフとして、プロフェッショナルな姿を見せるところが最高にステキだ‼