今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

お家で映画観賞


久方ぶりのお家で映画観賞…


というのも肩の激痛に襲われ、安静に過ごした3日間にやることもなく、ただ見ただけ…いや見続けただけ…


基本的に資金面で限界がある以上、劇場で観るのは自分的に優先順位の高い作品だけ。それだって、自分の都合や予定、劇場のスケジュールの関係で観たいものがちゃんと観られるわけでもない。むしろ、観られないものの方が多い。そうなると私の選択肢の中で邦画はずっと下の方のランクになってしまう。


だからこその自宅観賞。でも、体調に不安がある時や何かしながらの時など字幕映画はちょっと無理。そこで急浮上するのが邦画!


最近はWOWOWも邦画のプログラムが多いと感じる。それだけ、劇場でも邦画が多いのか。「学園モノの漫画原作恋愛映画」ね。それらは1本見れば、後は同じじゃないの?と思ってしまうが、実際はどうなんだろ(汗)。さすがに痛みに唸ってるなかで、人の恋路を楽しむ気にもなれず、今回はもう少し別な選択を!


関ヶ原
超高速!参勤交代
超高速!参勤交代 リターンズ」
「十二人の死にたい子どもたち」
恋のしずく


最後の「恋のしずく」だけはちょっと…酒造りの映画だと言うので見たんだけど、タイトルに「恋」の字がある段階で「気づけよ、私!」って感じ。


関ヶ原
重厚感があって、さすがの「ザ・時代劇」なのだが、有村架純さんの忍びが嘘臭くてこれはダメ(笑)。もう少し敏捷に見える女優さんにしてほしかったなぁ…

そして、長い!とにかく尺が長い!(と感じる…汗)。岡田くんは時代劇は向いてるかもしれないけど、石田三成というイメージじゃないよなぁ。石田三成はもっと背が高くて、スッとしてないと…

大作で豪華キャストなのに今一つ…邦画によくあるパターンかな。平岳大さんは相変わらずの名演で彼は主役を食っちゃうタイプね。


超高速!参勤交代」「超高速!参勤交代 リターンズ」
1本目の「超高速!参勤交代」は劇場で見たのだ。邦画なんだけど、珍しくね。確かに面白かったし、江戸時代の風習を笑いに乗せて皮肉ってるのは良いなと。そして、参勤交代で多くの金が使われ、戦にならなかったという実利もあったとナレーション入れてて、それも良かった。

ただ、深田恭子はなんで側室なの?正室って出てきたっけ?見逃しちゃってるのか、どこかにいるって聞き逃しちゃってるのか、劇場でも家でも結局分からず仕舞い…

そして、根性が悪い小心な小悪党を演じたら、陣内孝則さんの右に出る者はいないなぁとつくづく感じる。


「十二人の死にたい子どもたち」
若者たちの豪華キャスト版映画と言えるのかな。でも、名のある子たちより他の子の方が印象に残ったな。金髪ヤンキーのお兄ちゃんとかギャルの子とか…

杉咲花さんは声の感じのせいか、こういう役をやり始めると松本まりかさんのようにこればかりになりそうなので、もう止めましょう(汗)。

謎解きシーンを後に持ってくるのは仕方ないにしても、もう少しメリハリつけたら面白かったのになぁ…と。伏線があまり伏線として機能してなかったように思う。っていうか明確に伏線だろって思うシーンが無かったんだよなぁ…後になって、そう言えば的に回想シーンを入れられてもね…ダラダラした感じ。それがメリハリの無さを強く印象付けてしまい、テンポが悪く、つまらなく感じさせる。残念だなぁ…

このキャストであまり話題にならなかったのも頷けるかな。出演者のファンの人だけが見れば良い的な…ジャニーズの子が出てる映画みたい。


恋のしずく
あり得ない恋愛話ではあるけれど…何のきっかけでも良いけど、伝統ある酒蔵が続くのは良いことだ…と思おう(汗)。

日本酒は日本の文化、誇り。それを代々続けていくことの難しさ…もう少し違った形でも見てみたい話だなぁ。

恋愛がきっかけとは言っても、それが中心では酒蔵の街でロケしたことの意味がない。凄く重要な大切な仕事なのに、なんだか薄っぺらく感じてしまうのは、やはり恋愛への重点が大きいからだろうなぁ。残念だなぁ…


肩が少しずつ良くなって、ジッとしてばかりもいられなくなってきた。だから、自宅観賞もこれで一段落。


また、良い映画、楽しい映画をじっくりと見てみたい。