今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた音が、今も響く-


「DEEMO」という音楽ゲームの映画化だそうで、松下洸平くんが声優初挑戦ということで、朝の情報番組でもチラッと紹介されていた。そして、公開記念の舞台挨拶にも参加していた。。。


まず、ゲームの世界は全く知らないし、しかもアニメだし。ちょっと劇場鑑賞はパスしまして、WOWOWの放送を待ちました。劇場鑑賞パスは正解(汗)。基本的に松下洸平くんは5分も出ないんじゃない?


お話は、おとなしい女の子が主人公。彼女はピアノの才能は素晴らしいが、心を固く閉ざしていて、近寄りがたい。


なぜ、彼女が心を閉ざしているのか…それは、もう1つの世界を見ることでなんとなく感じられる。


彼女はどこか夢の世界に小さな頃のまま彷徨っている。顔の見えないピアニストがどこか聞き覚えのある懐かしい音楽を奏でてくれるが、それが誰で、それがなんの曲なのか、小さな主人公には分からない。


並行して、長じて高校生(多分…)になった女の子のお話も…学校で女の子のピアノに聞き惚れた同級生が友達になろうとする日常も描かれていく。


夢の世界で彷徨う小さな女の子は、この主人公なのだと分かるが、彼女が自分自身で心の扉を開くまでの夢の物語がこの映画のメインテーマ。


そして、夢の世界でピアノを奏でてくれたのは、大好きだった天才ピアニストの兄だった。ピアニストとして演奏旅行に行く度に、大切な妹にお土産を持ち帰った。それは夢の世界で小さな彼女の友達だった。


ある時、淋しさから演奏旅行に向かう兄に駄々をこねた。その時、兄は女の子をかばって命を落とした。その衝撃と傷心と自責の念が長く彼女を夢の世界に押し留めたのだ。


最後は兄が妹のために作った曲で、現実世界への階段を登るよう促して終わる。


松下洸平くんは、この天才ピアニストの兄の声を担当した。予想以上に良かった(笑)。特に妹をからかって笑わせるシーン。自然だったなぁ。いつか、本格的なアニメ映画にも声優として出演できると良いね。


なにしろ、声は素敵なので。