今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

KIDNAPPING

ここ最近、当たりが続いてる読書関係!?


んっ!?


東京島」は失敗だったか…(^-^;


読み終わったのは…


『誘拐』五十嵐貴久/双葉社


以下、感想。。。















この前、「誘拐児」を読んだ。
最近、誘拐って題材として流行り?


っなワケないか。。。


導入部は誘拐事件とは全く繋がらないリストラを苦にした一家心中のお話…


どっから、誘拐が始まるんだとちょっと期待を感じさせた。


とりあえず、リストラした人が誘拐犯になって、話は進むんだけど…


一個人の思いを凝縮させた結果の「誘拐」が、誘拐対象が時の総理大臣の孫だったことから、あらぬ方向に操作の矛先が向いていく。


解決に道をつけるのは、警視庁の捜査一課・特殊犯罪対策課の「ノンキャリ」の警部…


キャリア組の多くが気付かなかったサインを見逃さなかった…


う〜ん。。。テレビ的!!


でも、面白かったよ。


ただ、お話を読みながら、どうにも曖昧な箇所があって…


「なんで、ここんとこ、はっきりしないのかなぁ〜」って思ったとこは、解決ポイントだったのねぇ〜(((^^;)


こんなとこも誤魔化さず、はっきり表現した上で、どんでん返しがあったら、なお面白かったと思うんだけど…どうかな?


で、登場人物のなかで、ノンキャリの星野警部!!


なかなか、キャラが立ってて、良い(^-^)v


星野警部シリーズって、続いたら面白そうだね…


でも、星野警部は特殊犯罪対策課だから、シリーズ化しても犯罪が誘拐などに限定されちゃうので、すぐにネタ切れになるか…(^^;)))


私、五十嵐氏の著作を手にしたのは初めてなので、バックボーンが全く分からないのだけど、すでに星野警部はシリーズ化されてたりする?


だとしたら、偉そうにごめんm(__)m


本書では特殊犯罪対策課はキャリア組ばかりが集まっていて、ノンキャリは星野警部だけらしい。。。


確か、現実の警視庁・捜査一課長はノンキャリ叩き上げの特殊犯罪対策課出身だったよ〜な。。。


あの有名な美容師母子誘拐事件の陣頭指揮を執った人だったかな。。。


捜査一課長就任の記事と挨拶が新聞に載ってたなぁ〜。


ってことは、40代半ばの星野警部もあと5〜6年したら、最後の最後で捜査一課長になることもあるかもよ…(*^^*)


頑張れ、星野警部p(^-^)q


絶対にテレビ的なお話なので、映像化されることもあるかもね。


「警官の血」のように小説上では曖昧な表現でやり過ごしてた部分を、映像化するためにはっきりと形にして表現しなきゃいけなくなって、より分かりやすいお話になっていくこともあるはずだから、これは映像化してほしいけど…


そうするとネタバレが心配。。。このお話はネタバレしたら、そこで終わりだからね(^-^;


さらに、それなりの説得力ある役者を使わないと…


なにしろ、総理大臣、官房長官警察庁長官、警視総監etc.


要人が沢山出て来るからねぇ〜(((^^;)


お金かかりそうだ。。。


フフフ。。。