本日、読み終わったのは、変わった人達のお話。。。
山本文緒さんの著作は初めて読んだ。
なぜ、この本を読んだのか…いや、なぜ図書館で予約したのか、不明(^^;)))
でも、届いたから、読んだ(^-^;
『アカペラ』山本文緒/新潮社
以下、感想。。。
短編小説3作が収録されている。
どのお話もどっか変。それは面白くて、変なんじゃなくて、常識的に変な人達の物語。
常識的って言ってる私も、どこまで、素晴らしい人間なのか分かったもんじゃないけどね(((^^;)
3作の主人公達は普通にその辺にいる人達なんだと思う。でも、触れあって、よく知り合っていくと微妙にズレてる人達なんだ…
世の中にはたくさんの人がいて、その人なりの人生があって、みんな一生懸命生きていて…
そんな物語です。
突出した才能があり、あり得ない体験をした人が小説の主人公になるワケじゃないんだよね。
私達の隣にいる人が主人公になる物語もあって良いんだよ…
で、昔は私達の隣にいる主人公は、私達の想像できる範囲でしか語り、動かなかった…
私達の想像のキャパを越える主人公は、「文学」という手の届かない小説の中に君臨してた。
でも、「アカペラ」の中にいる語り部達は普通に、ちょっと日常的でない自分達の経験を語る。
お話自体は、「ふ〜ん」って感じ。別につまらない作品ではなかったし、まぁ面白いって感じでもないけど…(--;)
山本文緒さんの著作は初めて読んだので、なんとも言えないんだけど、いつもこんな感じの作品を書かれるのかな?
特別感動したワケでもないし、かと言って、拒絶するような作品でもない…
きっと、心に残らないし、忘れてしまうお話だと思う。残念だけど…