今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

夏の体温


ちょっとほっこりしたい時、やっぱり瀬尾まいこさんの作品は最適だ。


でも、ぼんやりしてるうちに新刊のタイミングを逃してしまう。結構な図書館予約待ち期間を経て、やっと手にした。


「夏の体温」瀬尾まいこ 著(双葉社)


以下、感想。。。




















これほど瀬尾まいこ作品が好きなら、1度買えば良いのに、私ったら、いつまで経っても図書館頼み(汗)。


現在、一般書(単行本)はとても高価になっている。よほど心に残り、胸に沁みた作品はとりあえず図書館で読んでみた後、文庫化を待ち、手に入れる。


実際、そうやって、京極夏彦著「文庫版 ヒトゴロシ」を手に入れた。


でも、瀬尾まいこ作品はどれもこれも大変胸を打つし、心に残るので、ある意味キリがない状況なのだ。だから、相変わらずの図書館頼み(汗)。


本作も相変わらず、素晴らしい。子供病棟に入院する小学生の日々が一編。人と上手く接することが苦手な20歳の女子大生が「友達」に出会うまでの一編。そして、挿し絵を含めても10ページだけの超小話一編。


いずれもサラリと描かれてるけど深く心に訴える。


全編通じて、人との出会いを描いてる。それは、ホントにそこにいる人たちの「出会い」のようなリアルを感じる。本作こそが瀬尾まいこ作品の真骨頂じゃないかと思う。


とりあえず、時間の空いた時にちょっとページを捲くっていく。それでも2日で読めてしまう。そこにリアルを感じるのだから、本来、人の繋がりってそんなに肩肘張るものではないのかもしれない。


気持ちが行き詰まった時こそ、瀬尾まいこ作品を!