今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

合理的にあり得ない 上水流涼子の解明


今期の連ドラは結局「相棒」しか見ていない…(汗)。一応、テレ朝木曜の西島秀俊さんのドラマは初回は見たんだけど、いつか日テレで見た(汗)西島秀俊さんだったので2回目はなかった。そして「大病院占拠」は録画して倍速視聴でなんとか付いていってる感じ…でも、もう気が向いたらTVerでって感じで十分かなぁ


WOWOWオンデマンドで見始めた「SHERLOCK」の方が数段面白いのが悲しいよね…過去に何度も見てるのに、それでも面白いのよねぇ


そんな時に噂が…4月ドラマで松下洸平くんが登場すると!それも、なんと、あの天海祐希さんの相手役!「共演」でなく「相手役」だよ。


ということで、その噂の原作本を読んでみました。


「合理的にあり得ない 上水流涼子の解明」柚月裕子 著(講談社文庫)


以下、感想。。。

















柚月裕子さんて「孤狼の月」とかの作家さんなのね。あぁいう系は苦手なので、ちょっと困ったんだけど、近隣の大型書店を探しても売ってなくて…


そうなるとね、本来負けず嫌いなので、なんだか変な気合が入ってしまい、電車に乗って買いに行ってしまった(汗)。買ったら、読まないとね…


事前にレビューをいくつか読んだ。作者の柚月裕子さん本人が本作を自作の中で1番エンターテインメント性が高いと評してるとかで、映像化を前提に書いたんじゃないかというレビューもあった。


読んでみて、まさに!と思った。


面白いし、あっという間に読めちゃった。ちょうど、図書館で予約した本が何冊かだぶっちゃって、人気小説ばかりで貸出延長出来なくて、本作は後回しにしようかと思いつつ、ついつい面白くて一気に読んじゃった。続編も期待したいくらい。


主人公の上水流涼子と相棒の貴山伸彦の2人が良い!絶妙のコンビなのよね。互いに頭脳明晰で、出会いはちょっと複雑だけど、互いへの信頼感は言葉にせずともしっかり伝わってくる。


本作は5編から成ってるが、いきなりの1作目は2人の出会いや関係性など何の説明もなく、何でも引き受け屋としての上水流と貴山の仕事ぶりが描かれる。


その後、それぞれの人物像がわかってくる仕事、さらには2人が出会うきっかけとなった事件に絡む仕事…5編がそれぞれ面白い。


そして、何と言っても、噂のキャストがそれぞれにぴったりなのだ。


上水流涼子は天海祐希さん、貴山伸彦は松下洸平くん…読みながら、2人の顔や2人の会話が思い描けちゃうくらいだった。それほどのハマり役だと思うのだ。


松下洸平くんと言えば、知念実希人さんの「硝子の塔の殺人(あれ?これで良かった?)」の主人公のお医者さんはぴったりだと思ったのよねぇ。読んでて何度も松下洸平くんの顔が浮かんできた。そして、同作で探偵で殺人犯の相方は綾瀬はるかさんが思い浮かんで仕方なかった…


「硝子の塔の殺人」は、あくまで私の夢のキャストだけど、こちらの本作はずいぶんと噂も確定してきてるみたいなので、かなり楽しみだわ〜。


何と言っても、天海祐希さんよ!松下洸平くんと舞台映えする2人のドラマ、見てみたい!


そして、ドラマも楽しみだけど、映像でなく、小説の続編も読んでみたい。