2015-01-01から1年間の記事一覧
前回、と言っても数年前だが、手に取りながら、あまりに難解で上巻だけを息を切らして読んだものの、とても下巻に手をつけられなかった小説を今度はしっかり読み直すことにした。 「太陽を曳く馬(上・下)」高村薫(新潮社) 以下、感想。 数年経っていようとも、…
試写にて鑑賞。 あんまり、犬は得意じゃないの。子供の頃、追いかけられたのがトラウマになってて(泣) オープニングに登場するのは物語が佳境に入ったところで流れるであろうシーン。主人公の少女を追ってくる犬軍団に度肝を抜かれる。 ストーリーについては…
児童虐待を主題に、娘を連れ去られ、8年の歳月をかけて探し続ける両親と事件を追う警察官たちのお話。 フィギュアスケートを習う娘をリンクに迎えに行き、途中でパイを買うために娘を車に残し、店に向かった父親。 買い物を済ませ、車に戻ると娘の姿は消えて…
フランス映画はって言うより、フランス人がと考えるべきなのか? 妙にあっけらかんな会話が多いよね?奔放というか… 最近はフランス映画もだいぶ観るようになったから、前ほど引かないけど、日本的な感覚だとちょっとびっくりするよね。 両親の営み(汗)を子…
「最後の夜」じゃありませんよ。そしたら「ラスト・ナイト」だし。「最後の騎士」ですよ‼ 日本の忠臣蔵を外国の、架空の国らしい中世っぽい時代に置き換えて映像化。 フェンシングのような剣を持つ騎士ではなく、侍の持つ日本刀のように剣を扱う騎士たち。背中に剣…
やっぱり、このシリーズは面白い。 今回は主人公が若返りましたが、やっぱり基本ベースは変わりません。しかしながら、若い息子をサポートするお父さんの登場です。 晴れて年金生活に入るお父さん。おフランスと言えば、「エビアン」。 世界中どこに行っても、…
四ツ谷の韓国文化院で開催中の「コリアン・シネマ・ウイーク2015」にて上映の作品。 主演は、先日まで夢中で見てた韓国ドラマ「家族なのにどうして」で長女と結婚する偏屈だけど心優しい常務さんを演じてたキム・サンギョンssi。 この方、「殺人の追憶」にも出てな…
東京国際映画祭の提携企画「コリアン・シネマ・ウイーク2015」@韓国文化院 昨年も2作品鑑賞させてもらいましたが、本年も。 今年は上映される6本がことごとく「家族」をテーマにしてる映画。韓国映画って、ラブコメと「韓流ノワール」に代表されるように思うけど…
あの独特の西部劇風メロディをバックに少年が叫ぶ「シェーン、カンバ~~~ック」 このシーンはCMか何かで使われてたんだったかな? 私、お恥ずかしながら、この映画はこのラストしか知らず、素晴らしい西部劇だと聞きながらも、DVDなどで見ることもなく現在に至…
こないだ読んだ湊かなえさんの本のタイトルは何だったっけ? もう最近はすぐ忘れちゃう。 この日記を少し遡れば判明するのに、それさえも億劫だ。 連作小説の湊かなえさんの本領発揮というか腕の見せ所を見せつけられちゃった感じの小説です。 「絶唱」湊かな…
なかなか観に行くチャンスが無くて、気づくと今週で上映終了らしく… まず観終わって、朝からこんな辛くて重いのは勘弁してほしいって思った。 育児放棄を題材にしたドイツ映画。いずこにあっても、親と子の間では同じような問題が起きているのだと知る。 若…
高村薫さんの新3部作、その第2弾をやっとこさ読み終わりました。 発刊後10年経ってるのに未だ文庫化されず、上巻475ページ、下巻396ページという圧倒的な分量を持つこの小説を読み切った達成感たるや、何をもっても太刀打ちできないほどだ。 「新リア王」高村…
WOWOWの朝のホームドラマ放送枠。完全に今回もハマってしまった。 連休中には録画までして、ちゃんと順番通りにしっかり視聴。 この度は、ホームドラマに有りがちな恨みつらみは少なくて、家族間の揉め事に終始してた。 早くに妻を亡くしたお父さん。同じよ…
お顔がまん丸くて愛らしいユイちゃんと大好きなチョン・イルssi主演のホームドラマ。 ホームドラマとは言え、そこは韓国ドラマだから、様々な大人の悪意がうごめいている。 手放せば不幸になるのがわかっている身寄りの無い子供たち。曲がったことを嫌い、心…
全20話前後が基本の「ミニシリーズ」に対して、30〜50話のドラマが本筋らしい韓国ドラマ界。 出演する方も大変だ。 週に2話としても、半年間の拘束。しかも、2話ずつの撮影となると作る方も出る方も全てを捧げる感じだ。 見る方だって、大変。 単なる恋愛やラ…
新宿のK’sシネマに久しぶりに行ってきました。 東京ではここだけの上映「名もなき塀の中の王」 以前観た「ベルファスト71」の主演のジャック・オコンネルがこちらでも主演を。 父親が収監され、虐待を受けて育った少年は、怒りを抑える方法が分からず、暴力を介…
ヒュートラ有楽町2週目で鑑賞。まだ2週目で、お客も入ってるのに、小さなスクリーン2での上映になっている。 スクリーン1は初回1回のみなんて… 仕方ないから、休みなのに早起きして行ってきた。最前列を残して、ほぼ満席。 ちょっとスケジュール調整間違って…
高村薫さんの合田3部作に続く新たな3部作。 福澤一族3部作にやっと手を伸ばしました。 大好きな合田雄一郎は全く登場せず、彼の生活とは全く重なるところの無い物語。 「晴子情歌(上・下)」高村薫(新潮文庫) 以下、感想… 久しぶりの登場で合田作品の1つと思い…
試写にて鑑賞。 インド映画だけど、2時間超えず、歌は流れるけど、踊らない‼ 事前情報を謝って認識したために全く予想外の展開を見せる「インド映画」に驚き~~~(~_~) おそらく脳性麻痺によると思われる障がいを持った少女。彼女は電動車椅子を足にして、軽やか…
なかなか観に行かれなくて、今週で有楽町の上映が終わりだとかってんで、頑張って行きましたよ~~~ そして、頑張って観に行って、大正解でした。 なにしろ、主人公ダニーのアル・パチーノが良い。そのマネージャーであり、親友のクリストファー・プラマーがま…
試写にて鑑賞。 ミラ・ジョヴォヴィッチはどうしても、あの映画「バイオハザード」のイメージが強くて、普通に服着て、普通の街にいると逆に違和感(汗) 強いイメージをそのまま活かした上で、外交官を演じてる。かの9.11で親友を失った心の傷。外交官として、…
いつの間にか、図書館の予約は湊かなえさんの小説ばかりになっている‼ コンスタントに新作を発表されるので、気をつけてないとどんどん置いてかれてしまう。 そんなワケで、やっと手元にやってきた1作を… 「豆の上で眠る」湊かなえ(新潮社) 以下、感想… また、…
「マークスの山」、「照柿」とくれば、次は「レディ・ジョーカー」だ。 合田雄一郎3部作というべき作品。 あの分厚い単行本を読んだのはいつだったか。文庫化にあたり、必ず大量に加筆修正される高村薫さんの小説だからこそ、文庫化されたら、順に読んでみたいと思…
そろそろ都心での上映も終了らしい。 慌てて、新宿バルト9の最終回に。 夜も眠らないバルト9。終了が午前0時過ぎでも、まだまだ他の作品は上映中だ。終電の時間を睨みながら、エンドロールはもう捨てて挑みました。 まず、この映画、面白い。 けど、ストーリ…
やっと観に行けましたBunkamura‼ このメンバーによる「東ベルリンから来た女」はまだ見てないので、そのうち見てみよう。録画してあるし。 暗い色調の映画だ。大戦後の混乱の中でスタートするので、敢えてそういう形なのか? 兵士に守られた検問を通る車。戦後…
岩波ホールでほぼ1ヶ月前に公開された作品。 もう、客入りも落ち着いてるだろうと思っていたら、とんでもない‼開場1時間前に行ったのに、整理番号は既に30番を超えていた。 満席というワケではないが、そこそこ入ってて驚き〜(@_@;) さて、内容は… 田園風…
私的個人キャンペーン絶賛開催中の読み返し「合田雄一郎」第2弾(汗) かつて、照柿色の表紙の単行本で読んだきりの本作、文庫版下巻の最終ページには全編改稿の上、文庫化されたとの表示が… やっぱりねぇ〜。 読んどいて良かったわぁ〜 「照柿(上・下)」高村薫(新…
「こんなスパイ映画見たことない‼」っていう謳い文句のCM。 「JB」がジェームズ・ボンドでもなく、ジェイソン・ボーンでもなく、ジャック・バウアーだという超現代的なスパイ映画(笑) にもかかわらず、スパイは英国紳士コリン・ファース!? ロンドンの街中にある…
この映画は大画面で観るのがベスト。 そして、様々ツッコミたいところはあるだろうが、それらに気を取られてたら絶対に楽しめない。 まぁ、大地震で想像絶する津波に洗われる映画なので、楽しむもないと言われるかもしれないけど… とある消防救命に勤務する…
やりたい放題の飲んだくれ不良じいさんの家の隣に、ある日母子が引っ越してきた。 なんだか、悲壮な決意を感じさせる瞳を持つ母親とまさにもやしっ子のひ弱に見える小学生の息子。 引越しトラックがじいさんの家の木の枝を折ったことで、顔見知りになった3人…