2022-01-01から1年間の記事一覧
幕末、最後まで新政府軍に抵抗し、最終的に見せしめとして滅藩された会津藩。抵抗を見せる幕臣を放り出し、さっさと難を逃れた卑怯者、慶喜。そんな徳川将軍家に最後まで尽くした会津藩。その始祖である保科正之とはどんな人物だったのか… 「保科正之 徳川将…
このタイトル。死刑にいたる「病」って何?って思います。でも、確かに阿部サダヲ演じる男に縁すると、というか、狙いをつけられると死刑に進む道を選んでいくんです。だから「病」なんじゃないかと。 阿部サダヲ(役名、覚えてない…汗)はなんと24人もの人を…
幕末物に戻りましたよ(笑)。今でも、函館では中島三郎助と2人の息子を偲んで祭をするそうです。 時は幕末。薩長の狡猾な阿呆に蹂躙され、政権を、自らの家臣を放り出した徳川慶喜。その卑怯者ぶりを様々な書籍で見知っていたが、なぜ、放り出された家臣たち…
ウクライナへのロシアの武力侵攻。そこで話題になった映画「ひまわり」。劇中、主人公のソフィア・ローレンが戦争で行方不明となった夫を探し求めてソ連に向かう。そこで、現地の人々から紹介された「歴史」。凄烈を極めた「独ソ戦」。ドイツは死んだイタリ…
司馬遼太郎先生著作「峠」が本作の原作。監督は小泉堯史。主人公は幕末の長岡藩で家老を勤めた河井継之助。で、河井継之助は役所広司。 公開は6月中だと思うけど…今回は試写にて観賞。コロナも少し落ち着いてきて、大きな会場での試写会も始まりました。私に…
以前、新聞の下段にある書籍広告でかなりセンセーショナルな見出しを付け宣伝していた書籍だ。殺人事件の影に隠された真実は?…みたいな(汗)。 でも、当時は文庫でもないだろうし、新刊本なら話題になってから読めば良いと思ってそれきりに。 「あの日、君は…
新規にオープンしたショッピングセンターにちょっと小洒落た本屋が出来た。しかし、小洒落てるだけに使いにくい。小説は作家別に分類され、「新潮文庫」とか「文春文庫」とか出版社別に並んでいない… この並び、ブックオフとおんなじだ。新刊書なのに…せめて…
「メイド・イン・バングラデシュ」を岩波ホールにて鑑賞。7月末の岩波ホール閉館を前に最後の2作となった。本作は確かアカデミー賞にも外国語映画賞でノミネートされてたように思う。最近、映画の話題は大作しか情報収集出来ていない。 今や日本だけでなく世…
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」も折り返し点に達しました。ドラマは栄耀栄華を誇った平家を戦の天才である義経が壇ノ浦で滅ぼし、いよいよ源氏の世が到来したところまでやってきました。 鎌倉時代は、やはり男の時代。その中で、源氏の頭領である源頼朝を支えた…
図書館で予約してやっと手にした本作。だけど、読み始めたらお台所やりながらでも1時間半で読了(汗)。 「東大教授が教える やばい日本史」本郷和人 著(ダイヤモンド社) 以下、感想。。。 日本史に登場するヒーローには別の顔もあった…という本郷先生のお話。…
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」もだいぶ話が進み全体の1/3ほどが終わった。多分全44話くらいだと思うから、15話が終わった現在、これからいよいよ平家討伐に流れが向く。 独特の語り口でNHKの歴史関連番組によく登場される本郷先生の著作を読みました! 「北条…
岩波ホールで上映中だった頃、どうしてもタイミングが合わなくて、残念ながら見逃していた作品だ。こういう時、名画座というのはありがたい。 スクリーンには「寅さん」じゃあるまいし、高齢のシニア世代ばかり。「寅さん」も完結してしばらく経ち、シニア世…
去年の10月頃、映画館で観たんだけど、ブログに感想を上げてないことに気づいた。だいぶ経っちゃったけど、今から思い出しながら感想を。 監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ。言わずとしれた現代の名匠。ドゥニ・ヴィルヌーヴの映画にハズレ無しと私は思ってる。た…
上野動物園にシャンシャンの兄弟が生まれたのは昨年6月。シャンシャンも小さかったけど、今回は双子ということで、さらに小さな赤ちゃんだった。 コロナ禍での上野動物園休園などもあり、慎重に慎重を期して準備された双子と母親の母子公開もたった3日でお預…
なんとか間に合った!なんとか上映期間中に観に行けた! 今回、バットマン役が変わるって聞いて、どんなもんかなぁ〜なんて最初は思ってたんだけど、ロバート・パティンソンが演じると聞いて、それは映画館で観ないと〜と思ってた。 クリストファー・ノーラ…
蔓延防止措置の解除に伴い、映画館も営業時間の制限を撤廃し始めた。そこに躊躇してる間にシネコンでの「BATMAN」が1日1回上映になってしまった(涙)。 しかも、アカデミー賞で邦画「ドライブ・マイ・カー」が久しぶりにノミネートされそうだと話題をなってい…
正月に始まった大河ドラマ「鎌倉殿の13人」もおよそ1/3弱が放送を終えた。でも、まだまだ13人は合議してない(汗)。 ドラマの時代考証を担当する1人となった呉座勇一氏の著作を手に取った。ところが、彼はTwitter上でのやり取りが問題視され、放送開始前に辞…
「青少年のための3自衛隊合同コンサート」@東京オペラシティコンサートホール たまたまTwitterで見かけた広報で知ったコンサート。事前申込制と知り、既に「青少年」ではないんだけど、申し込んでみた(汗)。 ありがたい事に既に座席指定表示されたハガキが…
岩波ホールも閉館までカウントダウン…あと3ヶ月半。本作含め残りの上映作品はあと3つ。 本作はジョージアの映画で、日本の伝統工芸「金継ぎ」に着想を得た作品と聞いていたので、日本の伝統文化をジョージアの人たちがどう描くのか…と楽しみにしていた。 で…
現在、大注目の松下洸平くん主演の舞台「夜来香ラプソディ」を渋谷Bunkamuraシアターコクーンにて観劇して参りました。開演して5日目。ちょうど折返し前のタイミングで観劇。 休憩20分を挟んで、ほぼ3時間の芝居。衣装チェンジのタイミングで捌けることはあ…
「鎌倉殿の13人」のおかげで、ずいぶんと義時関連の書籍が増えた。本作もその1つと言えるのかな。 「北条義時 我、鎌倉にて天運を待つ」髙橋直樹 著(潮文庫) 以下、感想。。。 ん〜。。。なんでしょうかね… 淡々と義時の人生を語る小説で、もちろん架空と思…
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」絡みで北条義時を特集した番組で、最近新しい視点に立って若い研究者が義時を考察していると紹介され、その若い研究者が山本みなみさんだった。 ならば、そのものズバリ山本氏の考察する「義時」に触れてみよう。昨年末発刊された…
オレンジ色の表紙が印象的。新選組や北条義時のおかげで、少しばかり「日本史」に興味が増した私。 息子の高校時代の日本史の教科書(山川出版社)を譲り受けたものの、10年も本棚に飾りっぱなし(汗)。 ただ、ホントの教科書で事の成り行きだけ読んでも理解に…
久しぶりの佐々木譲さん!やっぱり、佐々木譲さんは骨太の文章を書く作家で、主人公は男性の時が面白い。北海道警シリーズは、どうも私にはしっくりこない(汗)。 「英龍伝」佐々木譲 著(毎日新聞出版) 以下、感想。。。 本作の主人公、江川太郎左衛門英龍。…
さぁ、続編だ! 「正義の天秤 アイギスの盾」大門剛明 著(角川文庫) 以下、感想。。。 まず最初に。先に読んだ「正義の天秤」で気になった「師団坂」。結局、気になりつつ、本作を読み切ってしまった(汗)。 師団坂弁護士事務所ルーム1のメンバーの人となりも…
去年、KAT-TUNの亀ちゃんが主演したNHKドラマ「正義の天秤」の原作。 亀梨くん、とってもカッコ良かったし、芝居も良かった。なにより、共演者の奈緒ちゃんがとても良かった。そして、面白かった。珍しく全話見た。1クールものじゃなかったからね。 「正義の…
久しぶりに真保裕一さんの著作を手に取りました。超面白い! 真保裕一さんはかつて「役人小説(お役所勤めの公務員が主役の小説…汗)」の第一人者と言われてた。そんなジャンルがあるのかどうかは知らんけど(汗)。 でも、「覇王の番人」を上梓されてからは歴史…
久しぶりに1冊読み切り(汗)。じっくり読む時間を取れないのは仕方ないとして、時間はあっても読む気になれないのだ(涙)。集中力が続かない(涙)。 とりあえず、読めたので記録を残そう。。。 「北条義時 『武士の世』を創った男」嶋津義忠 著(PHP文庫) 以下、…
「最愛」…やたら長いタイトルが多い最近のドラマや映画。そんな流行りを全く無視するタイトル。普通、最愛という言葉は「最愛の…」とか「最愛な…」とか次に続く名詞がセットになる言葉だと思うが、そこがない。 どんなドラマなのか、全く予想できない。ただ…
びっくりするくらい久しぶりの更新。年が明けちゃってる(汗)。(ちなみに、岩波ホールについてとそこで観た映画についての日記は、こちらの日記より後に準備し、先出しです。時期も考えて…) この間、なかなか読書の環境が整わず、コロナも安定してたのに映画…