今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

2019-01-01から1年間の記事一覧

暑い季節はお家で海外ドラマ(笑)

NHK-BSプレミアには海外ドラマの時間がある。週末の夜遅くに放送するのは、シリーズ物ばかりだが、夕方にはミステリーの類が放送されるらしい(汗)。 今回はアガサ・クリスティ原作のドラマ3本が放送された。録画したのを拝借して鑑賞。 「検察側の証人」(全2…

暑い日にはお家で映画を!

今年の夏はお天気は悪いけど、涼しくて良いねぇって喜んでたのに、台風到来をきっかけに一気に暑い日がやって来た。 そんな日には、「映画は映画館で観るもの」という大原則をちょっと置いといて、お部屋で映画(汗)。と言っても、我が家ではWOWOW鑑賞がメイ…

ブロードキャスト

新選組関連本もずいぶん読み漁り、気軽に読める分量の物より、分厚い本ばかりが選択肢に残るようになってきたので、少し気分を変えて… 救いようがない小説の王者、湊かなえさんです! 「ブロードキャスト」湊かなえ 著(角川書店) 以下、感想。。。 主人公は…

ゴールデン・リバー

邦画タイトルからして、ゴールド・ラッシュに湧く時代の西部劇かと勝手に思い込み、出演者に惹かれて観に行ったのだけど、最初にスクリーンに登場した原題の「THE SISTERS BROTHERS」を見て、なんじゃこりゃ的な(笑)。 英語は苦手な私は、パッ見直訳で「姉妹…

人間失格

丸の内ピカデリーでのジャパン・プレミアに参加させていただきました。舞台挨拶付き試写ということで、登壇者は、監督の蜷川実花さん、主演の小栗旬くん、沢尻エリカさん、二階堂ふみちゃん、成田凌くん。 小栗旬くんは、まんまカッコいいお姿でスーツがステ…

天気の子(その2)

(つづき)本編篇!ん〜。。。 超簡単にあらすじを言うと…天気を左右する不思議な力を持ってしまった女の子が、東京に家出してきた少年と運命の出会いをするお話。天気云々の話は、10代のちょっと危なっかしい、ただのラブ・ストーリーをファンタジーに昇華さ…

天気の子(その1)

突然降って湧いたように私的に注目作となった「天気の子」。それはなぜかと言えば、小栗旬くんが声優として出演するから。 彼は元々声が良いし、声優稼業にもかなり前から参戦してるので、安心だと思った。主演が10代の若い少年と少女だと言う事前情報だけは…

リトル・ドラマー・ガール 愛を演じるスパイ

WOWOWで全8話を2日で一挙放送。監督は「オールド・ボーイ」のパク・チャヌク。パク監督にとって初のドラマ作品は、英語圏を舞台にパク監督にとっての外国人俳優を演出するという、イギリス製作作品。 私は、ちょっとバイオレンス物は苦手で、しかもスプラッタ…

新撰組の光と影 幕末を駆け抜けた男達

童門冬二さんの著作を連続で読んでみました。今度は土方歳三以外の人々に焦点が当てられています。 「新撰組の光と影 幕末を駆け抜けた男達」童門冬二 著(学陽書房・人物文庫) 以下、感想。。。 出版社も違うので確かに話の運びは違うけれど、読んだ印象はや…

土方歳三 物語と史蹟をたずねて

タイトルがズバリ土方歳三!童門冬二さんの小説は前にも読んだかな? 「土方歳三 物語と史蹟をたずねて」童門冬二 著(成美堂出版・成美文庫) 以下、感想。。。 全編通して、土方歳三は「歳さん」と表記される。それは、近藤さんからの呼び名としてでなく、主…

ダイナー

お初の蜷川実花監督作品。9月に公開予定の「人間失格」を観る前に、1度蜷川実花さんの色彩感覚をこの目で観ておきたかった。 チラシの派手なイメージからどんなギラギラの映画なのかと思ってたら、意外にそうでもなかった(笑)。確かに明るい色使いではあるけ…

スノー・ロワイヤル

メイン上映館だったTOHOシネマズ日比谷での上映が終わってしまい、見逃したことにガックリしていたら、なんと、ご近所にお引越し!角川シネマ有楽町で夜の1回上映に! 角川シネマ有楽町で「新聞記者」とのハシゴ。同じ劇場で続きでハシゴなんて、嬉しい! さ…

新聞記者

駅の目の前で、観やすくて、あんまり混まない、好きな劇場、角川シネマ有楽町。ところが、本作はトークショーのあった昼の回と私が観た午後の回が満席。ちょっとびっくり。。。 主演は、松坂桃李だと思っていたが、映画を観たら、そうではないことが分かりま…

イル・ヴォーロ with プラシド・ドミンゴ 魅惑のライブ〜3大テノールに捧ぐ

昔、もういつだか詳しくは覚えてないけど、テレビでルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスの3大テノールコンサートの放送があった。 ラストのトゥーランドットで意味も分からないのに鳥肌が立って、涙がポロポロこぼれたのを思…

新選組魔道剣

本作著者の火坂雅志さんって妻夫木聡の大河ドラマ「天地人」の人?じゃあ、時代小説の王道じゃんッて思って、手に取ったのに… 「新選組魔道剣」火坂雅志 著(文春文庫) 以下、感想。。。 「魔道剣」の意味するところを知らなくて、王道の新選組小説だと思って…

パピヨン

スティーブ・マックイーンとダスティン・ホフマン主演の「パピヨン」のリメイク版。当時の記憶としては、死ぬほど高い崖から飛び込み最後の脱獄を果たすシーンが目に焼き付いていて、それ以外は覚えていない…それほど、強烈なシーンだった。 本作はそこに至…

夢の燈影 新選組無名録

久しぶりの「新選組」。 一気に読み終わった。 「夢の燈影 新選組無名録」小松 エメル 著(講談社文庫) 以下、感想。。。 近藤勇、土方歳三、沖田総司…新選組と言えば、この3人の名がまず出てくるのだが、本作は彼らは脇役。新選組に在籍した隊士が主人公の短…

沈黙する教室

現在公開中の映画「僕たちは希望というの名の列車に乗った」の原作本。 原作と映画は場所と登場人物たちの名前が違う。本書の方は実話なので、ドイツ独特の地名や名前が登場する。ドイツの人名が頭に入ってこない(汗)。ちょっと読むのに苦労した。 「沈黙す…

メン・イン・ブラック;インターナショナル

今や缶コーヒーを飲みながら、地球の人の不思議さに首を傾げる日々を送る宇宙人となってる某ハリウッド俳優もその昔はMIBのエージェント。 しばらく時を置いて新たなMIBエージェントとして登場したのは、おっきな金槌振り回してる宇宙人! 本編でも小さい金…

韓国ドラマ「復讐の女神」

どのくらいぶりかしら、韓国ドラマを全話完結したのは…あれほど夢中になって見てた時期には良い点だと思ってた、過激な演出と演技がどうも受け付けられなくなってきて、お腹いっぱいという感覚しか残らなくなった。 そんな印象を持つようになると、1クール10…

新選組 「最後の武士」の実像

久しぶりの新選組本です!ただし、この度は土方歳三を主人公にした創作物ではありません。 数々の新選組の実録をその出典を明確にしながら、順序立て、江戸での浪士組結成から函館での戊辰戦争終結までを事実に基づいて書かれている。 「新選組 『最後の武士…

居眠り磐音

NHKで山本耕史主演で連続ドラマ化された本作。映画は松坂桃李主演。原作はやたらとヒットしてる時代作家の人(名前、ど忘れ)のシリーズ物らしい。 磐音さんが居眠り剣法と言われる方法で剣技を磨き、3年の江戸詰めが終わり国元へ帰るところから話はスタート。…

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

日本人ですから、ゴジラ映画は誰が作ったものだろうと観ておかないと!そんな不思議な使命感で劇場へ(笑)。 前作のハリウッド版ゴジラの後に日本では「シン・ゴジラ」という傑作が公開された。あきらかにゴジラの造形が違い、やっぱりゴジラは日本人が作らな…

ねじれた家

公開中の映画「ねじれた家」を観て、ポワロ以外にもクリスティーが読んでみたくなって、手に取った。 映画もまぁある意味淡々と恐ろしい犯罪の幕引きの様子を描き出していたが、原作はそれ以上に主人公の置いていかれた感が強い作品だった。 「ねじれた家」…

僕たちは希望という名の列車に乗った

こういう映画を秀作と言うんだろうなと思える映画。実話ベースだからこそ、胸に迫るものがある。 あの場所であの時代にこんな声を高校生の子どもたちがあげたのだと。変なドラマよりずっとドラマチックな展開だ。 第二次大戦後、ドイツは分断され、ナチの嵐…

死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発

2020年の劇場公開が決まり、先ごろクランクアップの会見があったばかりの映画「FUKUSHIMA 50」。その原作本として紹介された本書。 東日本大震災で発生した大津波が襲った福島第一原発。チェルノブイリ原発事故をも超えるほどの大災害の発生が懸念された現場…

キングダム

マンガ原作ながら、「アベンジャーズ」に対抗するほどの大ヒットとなった本作。レビューで見かける評判もそこそこ良いので、劇場へ。 原作未読なので、ストーリーや原作との調和については何も言えないけど、中国ロケしたと思われるスケール感は邦画にはあま…

歳三の剣

小松エメルさん。著者プロフィールを見ると母方にトルコ人の祖父を持つとある。一風変わったお名前は、そのトルコの言葉から取ったそうだ。 トルコ語で「強い、優しい、美しい」という意味の言葉を名に持つ作家はまさにその意味の通りの1人の男を描いてみせ…

ドント・ウォーリー

ちょっとスピード違反な(汗)電動車椅子。勢い余って転倒してしまい、放り出された主人公を助けてくれたのは、通りがかりのスケボー少年たち。 自分で描いた風刺漫画を見せながら、彼は自分の来し方を語り始める。。。 主人公は片時も酒瓶を手放すことがない…

歳三奔る 新選組最後の戦い

小栗旬くんの新作映画の原作「罪の声」で一旦お休みした新選組関連読書も再開! 「歳三奔る 新選組最後の戦い」江宮 隆之 著(祥伝社文庫) 以下、感想。。。 新選組の最後の戦いにフォーカスした小説。表紙カバーに「長編時代小説書下ろし」と表示されている…